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米経済指標軟調でドル安が進む
3月1日
昨日の市場では、
ドル安が目立つ展開になった。
月末ということで投信設定に絡んだ
外貨買い円売りの注文が入り、
ユーロ円やポンド円などのクロス円での外貨買い円売りをうけて
ユーロドル、ポンドドルなどが堅調になった後、
明日のECBミーティングでの利上げ期待などをうけて
欧州通貨買いを行う動きが活発になった。
また、NY時間に発表された
一連の米経済指標が弱めの結果になり
米金利利上げの早期打ち止め感が強まったこともあって
欧州通貨買いドル売りの動きがさらに強まって、
ユーロが1.19台前半、
ポンドが1.75台半ばと大幅なドル安になった。
ドル円は、クロス円の買いに下値を支えられたこともあって
欧州通貨ほどはドル安が進行せず
115円台後半での値動きにとどまった。
昨日一日で1000億円を越えるといわれた投信設定の影響もあって
クロス円は堅調に推移。
ユーロ円が東京朝の137円台半ばから138円40銭近辺
ポンド円が東京朝の202円近辺から203円40銭近辺への上昇した。
【東京時間】
午前11時ごろに、投信設定がらみと見られる大規模なクロス円の買いが入り、
ドル円、ユーロ円などでの円安が進む展開。
ドル円自体は、量的緩和早期解除期待などもあって
動きはかなり限定的であったが
クロス円はしっかりした動きを見せ、
特に投信設定が多いと噂されたユーロ円は、
137.50/60から138円台までの上昇を見せた。
欧州通貨は小動き。
【ロンドン時間】
ロンドン時間に入って最初の動きはポンド売り。
ネーションワイド住宅価格指数の数字が
予想を大きく下回ったことを嫌気したポンド売りが出て、
ポンドドルに加え、東京時間に堅調だったポンド円なども売り込まれた。
しかし、クロス円の買い需要は東京時間に引き続き堅調で、
下がったところから、ポンド円などでの買いが入ると
欧州通貨は対ドルでも買いを集める展開に。
明日のECBミーティングでの利上げを控え
ユーロなどに買い意欲が見られたほか、
この後も投信の設定に絡んだ欧州通貨買いが積極的に入ってくるという思惑が
欧州通貨高を呼んだ。
ドル円は、クロス円での会に下値を支えられているものの
116.50から上が重い展開。
量的緩和早期解除をにらんだドル売り円買い注文がかなり入っていると見られた。
【ニューヨーク時間】
日本時間午後10時半に発表されたGDPの数字は予想通りで
市場への大きな影響は見られず、
ただ、それまでにクロス円の買いが進みすぎていた感もあり
若干調整が優勢な展開で、
午前0時の一連の発表を迎えた。
日本時間午前0字に発表された
コンファレンスボード消費者信頼感指数、
シカゴPMI(購買部協会景気指数),
中古住宅販売件数は軒並み予想を下回る弱めの数字。
これらの数字を嫌気して、市場は素直にドル売りで反応。
ユーロドルやポンドドルなど、
欧州通貨対ドルでのドル売りが目立つ展開になった。
ドル円は、クロス円での買いが入っていたこともあり
欧州通貨ほど下落は見られなかったが
116円台前半から115円台後半までは売り込まれた。
【今後の見通し】
ドル円の戻り、116円台半ばがかなり重い状況をいかに捉えるか、
月も変わって、
昨日のように月末の投信設定に絡んだ外貨買い円売りも期待できないことから
円高への警戒感を強める向きが多そうで、
115円ちょうど割れを意識する声もあった。
115円を割り込むと、
1月23日の安値である114.15がポイントとして意識されるところ。
明日利上げが期待されるユーロドルは堅調な動きが期待される。
但し,1.1950近辺には売り注文が入っているといわれている。
クロス円は、昨日の買いの反動もあるのではと見られており
こちらも円高を警戒する向きが多い。
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1992年チェースマンハッタン銀行入行 1994年ロイヤルバンクオブスコットランド銀行 (旧ナショナルウェストミンスター銀行)移籍 10年以上インターバンクディーラーとして活躍した後GCIグループに参画。 2005年9月よりGCIキャピタル・シニアアナリスト (社)日本証券アナリスト協会検定会員 主な著書として「外為投資ネットでらくらく儲かる方法」(すばる舎) |
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