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オセアニア通貨売りが続く
3月21日
************忙しい人のためのサマリー*********
オセアニア通貨売りが続く、
AUDは昨年の安値を割り込んで、2004年10月以来の安値圏へ、
NZDの売りも活発で
キャリートレードの解消売りが目立つ。
カナダ売りも同じく目立つ展開で、資源国通貨安の展開。
ドル円は、オセアニア通貨売り円買いの動きなどもあって
頭が重い中、ポイントである115.50をトライ。
しかし、一回目のトライは完全に跳ね返されて116円台に戻される。
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おはようございます
今日の午前11時からは
WBCの決勝日本対キューバですね。
祝日ということもあって
自宅でテレビにかじりついてという人が多いのでは、
海外勢が来るまでは
為替市場も閑散ですかね。
ま、何はともあれ、
一度はあきらめた決勝トーナメントですから
悔いなく思いきったプレイがみたいものです。
では、本題です
昨日の市場で、もっとも目立ったのは
オセアニア通貨やカナダドルといった資源国通貨売り。
先週も売りが目立った
オセアニア通貨に関しては、
本邦勢からのクロス円での売りに加え、
海外勢からの売りもかなり活発に入っている模様。
金利差を狙った
中長期的なキャリートレード(高金利通貨買い低金利通貨売り)による
オセアニア通貨買い、円やスイス売りといったポジションの
解消売りが目立っているようだ。
とくにNZDに関しては、本来の経済規模が小さいところに
高金利を狙って大量の資金が流れ込んでいた背景があり
そうした動きの解消の動きがハッキリしだすと
なかなか歯止めが効かない様子で、戻りが鈍い展開が続いている。
こうした資源国通貨売り円買いのクロス取引(米ドルが絡まない取引のこと)の影響もあって
頭が重い展開が続くドル円は、
2月末から3月頭にかけての円高トライ局面で下値を支えた
重要なポイントである115円台半ばをニューヨーク時間朝方にトライ。
カツンと音が鳴ったという表現が良く使われるような
堅い買い注文の壁に跳ね返される形で
下値進行を止められると
その後利益確定のドル買戻しに116円台半ばをトライと
行って来いの展開になった。
欧州通貨などは、対ドルでの買いが見られたが
クロスでの売りも入っており、
売り買いこう着状態。
【東京時間】
東京時間、目だったのはドル円の買いとオセアニア通貨の売りであった。
金曜日海外市場で115円台まで円高が進んだドル円は、
前回(量的緩和解除前の2月末から3月にかけて)の円高進行が
115円台半ばでとめられ、
その後119円台まで値を上げたこともあって
115円台でのドル売りには慎重な姿勢が見られ
今回の下げ局面で出来たドル売りポジションの
利益確定の買戻しが目立つ展開。
投信の設定に絡んだユーロ円をはじめとしたクロス円の買いにも支えられて
116円台を回復した。
もっとも、今回の下げで売り遅れた輸出筋などからのドル売りが
116円台半ばから入っているといわれ
戻りは限定的。
もう一つ目だったのが、オセアニア通貨の売り。
こちらは、金曜日の動きをさらに強めた形。
海外の投資家を中心に高金利を狙ってつくったオセアニア通貨の買いポジション
の
解消売りが進んでおり
特に経済状況が不安なNZDを中心に
下落傾向が続いている。
NZDUSDは、早朝の0.6350/60から、0.62台まで下落。
2004年7月以来の安値圏となった。
AUDUSDも0.72台前半と、今年の最安値を更新する動きを見せ
昨年1月以来の安値圏。
【ロンドン時間】
ロンドン時間に入っても
オセアニア通貨安は止まらず。
カナダ安も加わって、資源国通貨売りが鮮明になった。
ヘッジファンドなど海外大口投資家の売りが目立っているといわれており
そうした傾向がロンドン時間に入ってもやまなかった様子。
NZDは、東京時間の安値を割り込んで
0.62台半ば割れまで下落、
ロンドン時間の朝早くに0.72台半ばから
00近辺まで値を崩したAUDは、戻りが鈍く
0.7200を挟んで、2004年10月以来の安値圏での推移。
CADは、
1.15台後半から、1.1640/50のストップをつけて
1.16台後半までと大きくドル高カナダ安進行。
資源国通貨以外は、基本的に落ち着いた取引ながら
ドル円が116円割れを伺い、
ユーロが1.2200を伺うなど
ややドル安傾向。
円に関して、NZDYENやAUDYENなどのクロス円の売りが目立って入っていたほか、
ユーロに関して、ユーロカナダでのユーロ買いカナダ売りが入るなど、
クロス取引も活発であった。
【ニューヨーク時間】
ドル円が、大きく行って来いの動きを見せた。
ロンドン時間からクロス円の売りなどに頭が重かったドル円は
ニューヨーク勢が入ってきて下をトライ。
115.80のポイントをしっかり抜けると
短期的なストップも出て、
市場が注目する
115.50近辺の水準まで一気に値を落とした。
しかし、
量的緩和解除前のドル安円高局面で
下落を止め、
その後119円台まで回復した重要な水準である
115円台半ばには、
日本の政府系金融のドル買い注文と噂された大量のドル買いなどがあり
簡単には抜け切れず。
115円台半ばのポイントの堅さを確認した市場は
利益確定の買戻しなどが一気に入って
116円台を回復。
下値一服感が出て、その後も堅調な推移になり
逆に116.50を試しに行く展開。
もっとも、116.50からの売りを崩す動きにはならず、
116円台前半での推移になった。
ロンドン時間に売り込まれた資源国通貨は、
朝方はまだ売りが目立っていたが
ニューヨークの昼頃からポジション調整の動きが鮮明になり
1.16台後半をつけたカナダは
1.1610/20まで下落(ドル売りカナダ買い)
0.72割れを試したAUDは、0.7220付近まで値を戻した。
NZDは戻りが鈍かったが、この時間帯の更なる下値トライは見られず。
【今後の見通し】
ドル円は、目先もっとも大きなポイントである115.50を抜け切れず
反発を食らったものの
その後の戻りも鈍い印象で、
難しい局面。
下値トライに関して、
とりあえず達成感はある為、
116.50をしっかり上抜けしてくるようだと
ドル買いに安心感が出てくるが、
下値失敗で戻りに勢いがあった昨晩の展開で
116.40/50に戻りを止められたことも有り
もう一回の下トライがあってもおかしくないところ。
逆に115.50を完全に割り込むと
円高に勢いが出そうな雰囲気だけに
慎重な姿勢が必要か。
どちら方向のトライにかけてポジションを張るにしても
ストップの水準をハッキリさせておきたい局面である。
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ダックビルのプロフィール
本名:山岡和雅
1992年チェースマンハッタン銀行入行、外国為替ディーラーの世界に。
1994年ロイヤルバンクオブスコットランド銀行
(当時の行名はナショナルウェストミンスター銀行)に移り、
2003年3月まで10年以上にわたって
インターバンクディーラーとして外国為替市場の最前線で活躍後、
2003年4月からGCIグループに参画、
現在GCIキャピタル、シニアアナリスト
(社)日本証券アナリスト協会検定会員
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1992年チェースマンハッタン銀行入行 1994年ロイヤルバンクオブスコットランド銀行 (旧ナショナルウェストミンスター銀行)移籍 10年以上インターバンクディーラーとして活躍した後GCIグループに参画。 2005年9月よりGCIキャピタル・シニアアナリスト (社)日本証券アナリスト協会検定会員 主な著書として「外為投資ネットでらくらく儲かる方法」(すばる舎) |
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