TOP >基本的に、調整局面


<<前の記事

次の記事>>

基本的に、調整局面


3月23日

************サマリー*****************
基本的に、調整局面、
米長期金利が軟調地合いだったこともあり、
ドル売りがやや優勢。

ドル円は、117.50が意識され、上値を抑える
その後下落も、下値116.50も抜けきれず、117に戻す。

NZDやカナダなどのいわゆる資源国通貨の取引活発。
カナダは、ロンドン時間にカナダ売りその後買戻しと
行って来いの展開。
********************************************


昨日の市場は、
火曜日の動きの調整の色彩が強い展開となった。

火曜日のバーナンキFRB議長の講演で、
利上げストップの示唆がなく、
PPIも強めだったことで
利上げ基調の継続が意識されるものの
ドル円の117.50など、チャート分析的にもポイントになる水準を
越えて上値トライしていくには、
やや勢いが不足し、
いったんポジション調整が入った形。

米金利市場も同じく調整ムードで
朝方長期金利が軟調に推移したことが
ドルを売りやすくさせた一面もあった。

ドル円に関しては、
ユーロ円やポンド円などクロス円でも
海外勢から円買いが出ており、
頭を抑えることになった。

□■━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━□■
外国為替ディーラーの心の中  2006年3月23日 発行
□■━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━□■
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
〜〜情報サイト「FX Trading Force」リニューアル!〜〜〜〜
FXCMジャパン口座開設者専用為替情報ページ
「FX Trading Force」が大幅にリニューアルを行いました。
▼詳しくは、こちらをご覧下さい▼
http://www.fxcm.co.jp/fxtradingforce/?banner_id=110
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

★-☆ リアル版トレードコンテスト FX Dream Grand Prix開催 ☆-★
TSプレミアム限定。実際の口座の増加率でランキングが決まる!
上位に入賞すると10万円分の旅行券など、豪華賞品をプレゼント。
【開催期間】2006年2月1日(水)〜2006年3月31日(金)
詳細はドリグラブログにて ⇒ http://blog.so-net.ne.jp/fxcmj/

★-☆-★-☆-★-☆-★-☆-★-☆-★-☆-★-☆-★-☆-★-☆-★-☆-★-☆

************忙しい人のためのサマリー*********

*********************************************

《3/22 水曜日》
シドニー-東京-ロンドン-ニューヨーク(参考値)
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
始値 117.26 1.2096 141.83
高値 117.40 1.2115 141.98
安値 116.57 1.2066 141.01
終値 117.02 1.2078 141.31

---+---+---+---+---+---+---+---+---+---+---+---+---+---+---+---+
《3/22 水曜日の主要株式指数》

前日終値 前日差
日経225 16,495.48 ▲129.32
DOW 11,317.43 +81.96
S&P 1,305.04 +7.81
Nasdaq 2,303.35 +9.12
FTSE 6,007.50 +16.20
DAX 5,932.31 +20.45
-+---+---+---+---+---+---+---+---+---+---+---+---+---+---+---+
《3/22 水曜日に発表された主な経済指標など》
【ユーロ圏】
*ユーロ圏 貿易収支(1月)19:00
結果 -10.8B
予想 -4.5B 前回 -0.7B(-0.9Bより修正)
結果 -2.5B
予想 -2.3B 前回 -2.6B(-2.4Bより修正)(季調済)

*製造業新規受注(1月)19:00
結果 -5.9%
予想 -0.2% 前回 5.3%(2.5%より修正)(前月比)
結果 9.7%
予想 11.4% 前回 7.4%(7.1%より修正)(前年比)

--+---+---+---+---+---+---+---+---+---+---+---+---+---+---+---+
《本日予定される主な経済指標及び発言予定》

【ニュージランド】
*経常収支 第4四半期 7:45
結果 -3.860B
予想 -3.849B  前回 -5.071B

【日本】
*通関ベース貿易収支 (2月) 8:50
結果 955.7B 
予想 1061.7B  前回 -351.0B(-348.9Bより修正)
結果 682.6B
予想 651.5B  前回 572.3B(季調済)

【欧州】
*ECBユーロ圏経常収支 18:00
予想 n/a 前回 -5.3B(季調済)
予想 n/a 前回 -0.3B(季調前)

【イギリス】
*CBI産業調査 3月 20:00

【アメリカ】
*新規失業保険申請件数 22:30 3月19日 
予想 305K 前回 309K

*中古住宅販売件数 2月 3月24日0:00
予想 6.50M 前回 6.56M

--+---+---+---+---+---+---+---+---+---+---+---+---+---+---+---+
《主な発言・ニュースなど》

【日本】
*竹中総務相発言  09:14
デフレ脱却判断、総合判断だが3物価指数は重要。

*福井日銀総裁  14:04
量的緩和解除、マーケットは素直に理解して動いている
今後の具体的な金利政策については予断持っていない。
緩和解除後の政策、経済実体にあわせフレキシブルに運営。
長国買いきりの目的、金融調節上の必要に尽きる。
1.2兆円の買いきりオペ、将来は日銀資産の状況を見ながら必要な調整ありうる。
当預吸収終わっても買いきりオペ減額する考えはない。

*与謝野担当相  14:14
ゼロ金利解除を論ずるのはまだ早い。
月1.2兆円の長国買いきりオペ、長期金利に大きな影響を与えている。

*谷垣財務相   14:27
日銀の金利調整の財政への影響、日銀が独立して判断すべきもの。

*前田全銀協会長  15:43
量的緩和解除、直ちに景気に大きな影響与えない。
金利が急激に上昇するとは思わない。
金利の上昇は様々な影響でるが、限定的なもの。
本質論から外れた郵政民営化、将来に大きな禍根残す。

*北城 同友会代表幹事 16:08
量的緩和解除で短期的に企業活動への影響あると思わない。
ゼロ金利も本来は異常な政策だ。
日本経済が順調に発展しているのであれば、
いずれ正常化に向かって歩んでいく。
 (定例記者会見)

*福井日銀総裁   19:54
中立金利への調整が終わるまでには、かなり時間的ゆとりある。
物価継続的な下落で経済悪化心配終わった。
しばらくはなお低金利、間違いない。
利上げが半年か1年先とかいうのは難しい。
ここから先、特定経済指標に比重かけない形に。
常に市場金利の変化通じたダイナミックな理解が必要。
 (NHK番組)
金融政策ちょうど良いタイミングで小刻みにやらなければならない。
あんまりゆっくりして判断遅れると経済に支障。
判断が早過ぎても経済に対して厳しい薬になる。 
(NHK番組)

【イギリス】
*プウラン英財務相  21:44
2006年成長率見通しは2-2.5%、07−08両年は2.75−3.25%

【アメリカ】
*米FRB議長   8:20
米貿易赤字、必ずしも急激なドル下落につながらない。
ドルが急落に下落したとしても、必ずしも市場や経済を混乱させることはない。

【その他】
*カタール石油相 18:05
国際市場、60ドル台の原油相場に対応している。

*サウジ石油相 21:05
現在の原油相場は世界経済を脅かすものでない。
----------------------------------------------------------
FXCMジャパン オンデマンドセミナー開始
外国為替証拠金取引についての基礎から、
ファンダメンタル分析、テクニカル分析まで、様々なラインナップ。
1回の申し込みで、いつでも、何度でも、繰り返し受講が可能です!
オンデマンドセミナーで為替を学びませんか?
▼ お申込・詳細はこちら ▼
http://www.fxcm.co.jp/site/seminar/index.html?banner_id=164
----------------------------------------------------------------

おはようございます

昨日は、知人の結婚式で、
このメルマガを書き上げた後
すぐに横浜へいっていました。

式のあった山手の教会から、会場の山下公園前のホテルまで
フェリスの横を抜けて
ぶらぶらと降りていったのですが
眺めもよくて、気持ちよかったですね。
たまにはいいものです。
娘を前に抱えて、登りは結構きつかったですが…

さて、本番です

昨日の市場は、
火曜日の動きの調整の色彩が強い展開となった。

火曜日のバーナンキFRB議長の講演で、
利上げストップの示唆がなく、
PPIも強めだったことで
利上げ基調の継続が意識されるものの
ドル円の117.50など、チャート分析的にもポイントになる水準を
越えて上値トライしていくには、
やや勢いが不足し、
いったんポジション調整が入った形。

米金利市場も同じく調整ムードで
朝方長期金利が軟調に推移したことが
ドルを売りやすくさせた一面もあった。

ドル円に関しては、
ユーロ円やポンド円などクロス円でも
海外勢から円買いが出ており、
頭を抑えることになった。

【東京時間】

東京時間は、レンジの中での取引の印象が強い展開になった。

前日の夜は、
米PPIの好結果などから米利上げ継続期待が強まり
ドルが買い進まれた。

この動きでドル円が117円台に乗せるなど
ある程度の動きが出てしまったこともあり
東京時間に入って更なるドル買いを進めるほどの勢いは残らず、
とはいえ、ドルの下値では買い遅れた向きの買い注文が入っていてしっかりということで
大きな動きが出にくい状況であった。

ただし、
このところ軟調なNZDは、この時間も弱めな展開。
今朝7時45分に発表された経常収支が
市場の予想を下回るといううわさなどが引き金になり
0.62を割り込む安値権に下落した。

【ロンドン時間】

ロンドン時間も、落ち着いた取引が続いた。
ドル円は117.50近辺の売りが意識され、
117円台前半の高値圏でもみ合い。

ユーロ圏の貿易収支や製造業新規受注などの数字が弱く
売りが出たユーロドルは
1.21近辺から1.2070近辺まで下落したものの
反応は限定的。

注目指標のひとつである英MPC(金融政策決定会合)議事録が発表され
3月のMPCが
予想通り、ニッケル委員が利下げに投票しての
8対1での据え置き決定であったことが判明したポンドは、
利下げ派が増えていなかった安心感から
いったんポンドが買われたものの
ユーロの売りにつられてその後軟調地合となった。

東京時間に売りが出たNZDも
利益確定の買いなどに少し戻されてもみ合い。

そうした中、最も目立った動きを見せたのは
カナダドルで、
オプション取引に絡んだ大量のカナダドル売りなどの注文に押されて
ドルカナダは1.16台前半から1.17台まで大きく上昇(米ドル高カナダドル安)
1.1700越えにはストップロスの買い注文も入っていたといわれ
ドルカナダ上昇を助ける動きになった。
対円でのカナダ売りも出て、
カナダ円は100円を割り込む動きを見せた。

【ニューヨーク時間】

ニューヨーク時間に入ると
全般的にドルが軟調な地合いになった。

金利市場で、火曜日の調整が入り
長期金利が軟調に推移したことを嫌気してドル売りが出た。

ドル円は、117円を割り込んで
買いに回っていた短期筋のポジション解消売りを誘って
116.60近辺まで下落。

ユーロが1.2070近辺から1.2100を回復(ユーロ高ドル安)など
ドルに対する売りが目立つ形になった。

もっとも、金利市場の動きもあくまで調整の動きということもあり
NYのお昼過ぎからは様子見ムードも強まり
進んだドル売りに対しても戻りがでて
ドル円は117円ちょうど近辺まで値を戻し
ユーロが1.2070/80で推移になるなど
NY朝の動きを打ち消す動きになった。

ロンドン時間に大きく上げたドルカナダは、
1.17越えで大きめの売りが出たことで
いったん買いに回った短期筋の投売りを誘い、
1.1630近辺まで売り込まれる動き。

【今後の見通し】

米金利の利上げ継続期待が強まったことによる
ドル買い自体がなくなったわけではないが
ドル円の117.50のポイントを抜けきれないように
いまひとつ勢いがない。
もっとも、
戻りもポイントである116.50を割り込んだわけではなく
神経質な展開続きそう。
週所の115.50-116.50のレンジが上方シフトした印象で
レンジを意識した展開が続きそうだ。

 

■為替ニュース配信サイト「Klugクルーク」




山岡和雅
やまおかかずまさ

1992年チェースマンハッタン銀行入行
1994年ロイヤルバンクオブスコットランド銀行
(旧ナショナルウェストミンスター銀行)移籍
10年以上インターバンクディーラーとして活躍した後GCIグループに参画。
2005年9月よりGCIキャピタル・シニアアナリスト
(社)日本証券アナリスト協会検定会員
主な著書として「外為投資ネットでらくらく儲かる方法」(すばる舎)