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弱い新規住宅販売件数を受けてドル売りが進んだ
3月27日
************忙しい人のためのサマリー*********
弱い新規住宅販売件数を受けてドル売りが進んだ。
木曜日に中古住宅販売の好結果でドル買いになったのと
対照的な動き。
東京ロンドンと堅調な動きを見せたドル円は、
この数字を受けて1円以上のドル安円高進行。
EURが1.20台に戻すなど、軒並みドルが売られた。
米新規住宅販売関連以外では、
東京朝のNZ第4四半期GDPの数字が、予想を下回ってマイナス。
個人消費の弱さも目立ち、NZD売りが進んだ。
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金曜日、
市場が注目していたのは、
新規住宅販売の数字。
木曜日に発表された中古住宅の数字が
予想以上に好結果になり
ドル買いが進んだ後だけに、
新規住宅も好結果となって
ドル高基調を強めることが予想されていた。
しかし、結果は
予想以上どころか、
予想120万戸と前回123.3万戸を完全に下回る
108万戸という弱い数字。
前回の数字も、120.7万個と前回発表が下方修正され、
新規住宅販売市場の落ち込みが意識される形となった。
金利の影響が出やすく、個人消費にも影響が大きいということで
住宅関連指標に神経質になっていることもあり
この数字結果を受けてドルを売る動きが本格化。
この数字が出るまでは
じりじりとドル高が進んでおり、
今週のFOMCにむけて
ドル高基調が意識されているところに
大きな調整が入る形になった。
ドル円が、118円台半ばから117円半ば割れまで、
ユーロが1.19台後半から1.2050トライまで。
なお、主要通貨が指標前まで落ち着いた流れであったのに対して、
東京時間朝から大きく売りが出ていたのが
NZDUSD.
第4四半期GDPが予想を下回ってマイナス圏に突入し、
リセション(景気後退)懸念が強まり、
利下げ圧力がかなり大きく増したことが原因。
【東京時間】
主要通貨は、穏やかな動き。
前日、米中古住宅販売の数字が、
予想を上回る好結果になったことで
米利上げの継続期待が強まり、ドル高が進行していた。
東京時間もその流れを追って
安値圏ではドル買いも出てくるものの、
来週のFOMCなどをにらんで、
上値からのドル買いにも慎重。
レンジの中で動きを出し難い展開になった。
ドル円は、117円台後半から118円台に乗せたものの
そこからの一押しは無し。
主要通貨が上下とも動きが押さえ込まれる中、
主役になったのはNZDであった。
午前7時45分に出た第4四半期GDPの数字が
予想の+0.2%を下回り、5年ぶりのマイナスになったことを受けて
0.6250近辺から、0.6150近辺まで下落、
その後、カレン財務相兼副首相が
「NZドルはさらに下落へ」と発言したこともあって
NZDUSDは、0.6130近くまで下落、
その後も戻りが鈍く、安値圏での推移になった。
【ロンドン時間】
木曜日に中古住宅の数字でドルが変われたことで
いつも以上に住宅関連指標への注目が高く、
ニューヨーク時間に新規住宅販売を控えるロンドン時間は
基本的に様子見ムード。
もっとも
中古住宅に引き続き、
新規住宅販売も強めの数字になるのではという思惑が強まっていたこともあり
下値が堅くなってきていて、
ドル円が118円台をしっかり維持するなど
ドル高が強まる傾向にあった。
東京時間に値を崩したNZDは、
戻りの0.61台後半が既に重くなっていたことも有り
ロンドン時間でも売りが優勢。
2004年5月以来の0.60台となった。
【ニューヨーク時間】
米新規住宅販売までは、ドルが堅調な地合いが続いた。
ドル円は、ロンドン時間に118円台を維持したこともあって
下値に安心感が出たのか、118.50を試しにいく展開。
ユーロも1.19台後半から半ばをトライに行く動き。
午後10時半の米卸売物価指数の
コア部分が予想を下回ったものの
その後の新規住宅への期待が大きくドル売りは限定的で
ドルの堅調さが際立った。
しかし、そうしたドル堅調の動きも
新規住宅販売の数字が出て一気に吹き飛ぶ。
前日の中古住宅の数字が良かった為、
新規住宅の数字も、予想の120万件を越えてくるという
市場の思惑が広がっていたようだが
実際には、上述のように108万件戸と、前回の数字をも下回る
かなり弱めの数字。
「中古」を受けて、利上げ基調の継続期待が強まっていた市場では
今回の数字で、一旦冷水を浴びせられたかたち。
長期債の利回りなども、
今回の数字を受けて下落しており、
一旦ドル全面安に向かうきっかけになった。
118円台半ばを攻めていたドル円は、117円半ば割れまで下落。
1.19台半ばをしっかりと割り込み損ねたユーロは
1.20半ば手前まで上昇。
なお、東京時間から売り続けられたNZDUSDは、
NYD時間のドル全面安に近い状態でも
NZD売りUSD買いが続くなど、
軟調地合いが続き、0.60台に突入する動き。
NZDは、金利市場などの動向を見ると
後3度程度の利下げがおりこまれつつあり、
今後も、金利差を狙った中長期のNZDロングポジションの解消売りが続きそうだ。
【今後の見通し】
先週は、
日替わりで主役が変わったものの
金曜日を除くと、総じてドル高の週であった。
さて、今週はどうなるのか、
注目はなんと言っても、
バーナンキFRB議長の元で初のFOMCである。
0.25%の利上げ自体は、
ほとんど完全に織り込まれている。
市場の注目は、
声明文の内容。
市場も過剰な混乱を避けるためにも
FOMCは今回の声明に、
利上げ継続、中止どちらにせよ、
何らかのメッセージが現れる可能性が高い。
今までのグリーンスパン以上に、
市場との対話を重視するバーナンキ議長の
FOMC声明がどのようなものになるのかによって、
今後の流れが大きく変わりそうで、
それまでは身動きが取りづらい。
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1992年チェースマンハッタン銀行入行 1994年ロイヤルバンクオブスコットランド銀行 (旧ナショナルウェストミンスター銀行)移籍 10年以上インターバンクディーラーとして活躍した後GCIグループに参画。 2005年9月よりGCIキャピタル・シニアアナリスト (社)日本証券アナリスト協会検定会員 主な著書として「外為投資ネットでらくらく儲かる方法」(すばる舎) |
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