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思いっきり行って来いという言葉が似合う一日
4月4日
思いっきり行って来いという言葉が似合う一日。
ドル円は、
予想を下回った日銀短観や
新年度に入って活発になった本邦機関投資家の円売り、
さらには、海外勢からのドル買いの流れに
東京時間からロンドン朝にかけて
117円台後半から118円台後半まで1円以上ドル高円安が進む展開。
しかし、NY時間にはいって
ISM景況感が弱かったことを契機に、
一気にドル売りが進んで、
元の117円台後半まで値を戻された。
ユーロやポンドなど他の主要通貨も状況はそれほど変わらず、
ユーロは、東京時間に1.2120近辺から1.2040近辺まで根を落とした後
1.21台前半に戻す展開。
なお、独自の動きが目立ったのがオセアニア通貨。
まずAUDは朝方の貿易収支の結果がよく、
AUD買いが進んだ後、
東京・ロンドン時間の米ドル高を受けて
AUDの上昇分を打ち消した後、
NY午後に主要通貨が停滞する中、下げ幅を拡大。
NZDは、AUDの買いへの反応も限定的で
頭が重い展開を続けた後
NY午後に大きく値を下げ、
その後も早朝にかけて下げ幅を拡大。
NY昼頃の0.61台半ばから100ポイント以上値を落とす展開になった。
【東京時間】
東京時間は、ドル買いが大きく進む展開になった。
まず最初の動きは
日銀短観を受けた円売りの動き。
予想を下回る数字となった日銀短観をうけて
ドル円を中心にいったん円売りの動きが強まり、
ドル円は、117.60近辺から118を試す動き。
いったんこの円売りは収まったものの
その後新年度に入って活動を強めた
本邦機関投資家(生保など)や投信からの外貨買い円売りの動きに
ドル円は118円ちょうどを超えて上昇した。
きっかけは、円売りであったが、
クロス円、特にユーロ円の143.00近辺にかなり大口の売りが入っていたこともあり
クロス円は頭を抑えれ、
その分ユーロドルなどでドル買い傾向が鮮明に。
東京昼頃からは、海外ヘッジファンドなどを中心に
ドルを積極的に買う動きが見られ、
ドル全面高の様相を見せた。
ドル円は、もともとの円安モードに加えて
ドル全面高となったことで
上昇幅を大きく拡大し、
118.60/70までドル買い円売りが進んだ。
ヘッジファンドなど海外大口投資家の動きが目立ったユーロドルは
1.21台前半から1.2050割れまでユーロ売りドル買いが進行。
また、独特の動きがあったのがAUD。
午前10時半に発表された貿易収支が
予想よりもかなり少ない赤字額となる好結果で、
AUD買いが進んだ。
もっとも、午後に入って、米ドル全面高のあおりを受けて
上昇分をすべて吐き出す動きに。
【ロンドン時間】
ロンドン時間も、ドルの高値圏での動きが続いた。
東京時間に118円台半ば越えを果たしたドル円は
ロンドンの朝方に118.80近辺まで上昇幅を広げ、
その後は利益確定の動きにやや押されたとはいえ
118.50をはさんでの高値圏でのもみ合い。
東京時間に1.2050割れを果たしたユーロドルは
そこからのもう一段の売りは見られなかったものの
1.2040/70のユーロ安ドル高圏で推移。
総じて、東京からロンドン朝にかけて動きすぎた分
ロンドン時間は、ny勢が参加してくるまで
やや様子見ムードになった。
【NY時間】
NY時間、今度は一転ドル売りが優勢な展開に。
きっかけになったのは、
3月のISM景況感指数。
予想57.5、前回56.7に対して、55.2とかなり弱めの数字となり、
ドル売りが加速した。
ロンドン朝にいったんドルの高値をつけた後、
もう一段の買いに慎重になっていたものの戻りが鈍いという展開を受けて
短期的に上値懸念があるもののポジションはドル買いのままという状況になっていたことが
市場のドル売りを活発なものにさせ、
ドル円が118円割れ、ユーロドルが1.21台のせと
東京ロンドン朝のドル買いの動きを完全に打ち消しに行く形に。
ポンドも1.72台から1.74を回復するなど、
主要通貨は総じて東京ロンドン朝のドル高分を
解消する展開を見せた。
もっとも、この動きもny昼頃まで。
ドル高分の解消売りが終わった後は
更なるドル売りを試すだけの勢いも材料も見られず、
先週末終値水準でのもみ合いが続いた。
そうした中、
ドル買いが目立っていたのが
オセアニア通貨。
特にNZDUSDでのNZ売りドル買いがかなり大量に入っており
NZDUSDは、NY昼頃の0.6150近辺から0.6100近辺まで下落。
さらに早朝の市場で下げ幅を拡大し、
0.6050割れを果たす展開になった。
米債券の利回りが上昇していることで
高金利通貨として人気のあったオセアニア通貨の魅力がかなり薄れており
ヘッジファンドなどからのNZ売りが入る展開が続いている。
【今後の見通し】
いったんドル買いに失敗したという見方が出てきている。
もっとも、NYの下げは、
東京ロンドンの上げ分の調整の意味合いが強く
ここからもう一段下げがあるかが焦点か。
ドル円は
新年度に入って活発な外貨買い円売りの動きを打ち消しての
NYの下げだけに
頭が重い印象は残るが
117.50割れを果たすかどうかは難しいところ。
しっかり割り込んでくるようだと
116.50が意識され、
116.50を割り込むとさらに下げが加速するという話もある。
なお、現時点で最も目立っているのは
NZDの下げ。
海外モデルファンド(システム売買を行うヘッジファンドの一種)から
かなり大口のNZD売りが入っているようで
頭が重い展開が続いている。
NZDの0.6000われも視野に入ってきており、
いったん一息つくかに見えたオセアニア通貨売りに再び火がつく可能性も意識したいところ。
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1992年チェースマンハッタン銀行入行 1994年ロイヤルバンクオブスコットランド銀行 (旧ナショナルウェストミンスター銀行)移籍 10年以上インターバンクディーラーとして活躍した後GCIグループに参画。 2005年9月よりGCIキャピタル・シニアアナリスト (社)日本証券アナリスト協会検定会員 主な著書として「外為投資ネットでらくらく儲かる方法」(すばる舎) |
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