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ドル長期金利上昇を受け一時ドル買いも、その後休み前の調整に値を戻す


4月14日

************忙しい人のためのサマリー*********
イースター前で参加者少ない。

オセアニア通貨に動き、好結果のNZ指標を受けてNZ買いが一時進む。
AUDは対照的に売りがメ目立つ。

ドル長期金利上昇を受け、ロンドン時間にドル買い優勢も、
その後短期筋がイースター前にポジションを解消する動きを見せ値を戻す。
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今日のグッドフライデーで
欧米市場は基本的にお休みということもあって
市場はすでに休暇モード。
銀行のディーラーもかなりの割合ですでに休暇に入っていることもあって
静かな展開が続いた。

主要通貨は基本的に小動き。

東京時間に動きがあったオセアニア通貨が
ロンドン時間でも活発な動きを見せていたが
それもNYK時間には落ち着きという展開であった。

オセアニア通貨は、
朝方のNZの経済指標の好結果を受けて
NZの利下げ期待がかなり後退し、
NZ買いが目立つ中、AUDにはヘッジファンドなどから大口の売りが入る
対照的な動きを見せた後
海外時間に入って
ドルが堅調になったことでNZは上昇分を取り崩す展開。
AUDは下落幅をさらに広げる軟調地合い。

主要通貨は、振幅見せるも方向感なし。
ドル長期金利が上昇傾向を見せ
10年債が3年10ヶ月ぶりの5%台に乗せたことを好感して
ロンドン時間でドル買いが進んだものの
その後休み前のポジション調整で値をもどした。

【東京時間】

オセアニア通貨が動きの主役になった。

きっかけになったのは
午前7時45分に出た
ニュージーランドの小売売上高
前回0.0%、予想の0.3%に対して
結果は1.9%と
市場を驚かせる好結果。

これまで経常収支の悪化やGDPの低迷などを受けて
利下げ期待の強かったNZDであるが
今回の小売売上が好調であったことで
こうした利下げ期待がかなり後退する形となり
NZDが一気に買い進まれた。

発表まで0.6170近辺で推移していたNZDは
発表直後に0.6230までジャンプアップした後
0.6250を超えるところまで大きく上昇。
その後も0.62台で推移と堅調な動きを見せた。

一方対照的な動きになったのがAUDで、
NZDが利下げ期待がある中、
AUDが利上げ傾向と、金利差縮小期待が強かったことを受けて
これまでAUD高NZD安傾向が強まっていたが
今回の小売売上を受けてこの構図が崩れるという見方が広がり、
ヘッジファンドなどからのAUD売りNZD買いが進んだ。

AUDは数字発表直後にNZ買いにつられて0.7340をつけたあと
0.73を割り込むところまで下落。
その後も0.7300近辺で頭が重く推移した。

主要通貨は特筆すべきこともなく、
小動きな展開。
ドル円は118.30/60の狭いレンジ内で小動き。
イースターを前に様子見ムードが強かった。
欧州通貨はさらにひどく、
EURUSDは、1.2100/10を中心に膠着。

【ロンドン時間】

イースター休暇を前に基本的に様子見ムードの中
ドルが堅調な動き。
米10年債の金利が3年10ヶ月ぶりに5%の大台に乗せたことなどを好感しての
ドル買いが進んだ。

ロンドン開始直後は、
クロス円での欧州通貨買い円売りが入ったこともあり
ユーロやポンドが堅調な動き。

しかし、参加者が少ないこともあって
上値が限定的ななっていたところに
米長期金利が上昇してきて、
一点ドルが堅調な動きとなった。

ドル円は、元々クロス円の買いに下値を支えられていたところに、
ドル上昇基調となったことで
118円台後半をつける展開。
しかし、118円台後半にはまだ輸出勢の売りが控えており
大きな上昇とはなりきれなかった。

東京時間に上昇したNZD/USDも、
ドル金利上昇を受けたドル買い傾向の中
NZD売りドル買いが進み、
東京時間の上昇分を打ち消す動きに。

元々頭が重かったAUDは
0.72台後半のストップをつけて売りが加速し
0.7205割れまでつける大幅な下落。

【NY時間】

イースター休暇前の調整ムードが強まる展開。

ロンドン時間に進んだドル買いを少し調整する動きが続き
ドル円は118円台半ばに、
ユーロは1.2100近辺にと
東京時間昼と同じ水準まで値を戻した。

売りが進んだAUDなどにも買戻しが入り
休暇を前に短期筋がポジションを解消する動きのみが目立つ展開になった。

【ここからの見通し】

基本的に欧米勢はお休み。
本格的な動きはでにくそうだ。
来週からの動きに期待となるか。

かなり取引参加者が少ないことが予想されるだけに、
ヘッジファンドなどの大口の取引が入ったときに
動きが荒くなることに注意したいところ。

■為替ニュース配信サイト「Klugクルーク」




山岡和雅
やまおかかずまさ

1992年チェースマンハッタン銀行入行
1994年ロイヤルバンクオブスコットランド銀行
(旧ナショナルウェストミンスター銀行)移籍
10年以上インターバンクディーラーとして活躍した後GCIグループに参画。
2005年9月よりGCIキャピタル・シニアアナリスト
(社)日本証券アナリスト協会検定会員
主な著書として「外為投資ネットでらくらく儲かる方法」(すばる舎)