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外貨準備のドル離れ懸念にドル売りが強まる
4月24日
************忙しい人のためのサマリー*********
金曜日は、リクスバンクの外貨準備構成変更をきっかけとした
世界の外貨準備のドル離れ懸念にドル売りが強まる。
米長期金利が下落、原油価格が史上最高値をつけたことも
ドルに重石。
週末のG7で、人民元をはじめとするアジア通貨の柔軟化求める発言などがあり
アジア通貨高⇒円高という動きにつながり
早朝の市場で3月の安値(3/1 115.44 3/20 115.50)を割り込む
115円台前半での推移を見せた。
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金曜日の時点でも
週末のG7(声明発表は、土曜日の朝で、NY市場が閉まった後)を
意識する声は見られたものの
金曜日時点でドルが下がったのは
それよりも
外貨準備のドル離れ懸念が広がったことが主因。
きっかけとなったのは、
スウェーデン中銀(リクスバンク)のよる
外貨準備構成の再構築。
それまでドルとユーロが37%で並んでいたスウェーデンの外準構成であったが
ドルを20%まで引き下げ、ユーロを50%まで引き上げると発表したことで
外貨準備のドル離れ懸念が広がった。
また、その後NY時間に入って
ロシア財務相が
ドルは外貨準備としては絶対的なものではない
と追いうちをかける発言をしたことで
外貨準備のドル離れ懸念がさらに広がり
ドル安が進行する動きを見せていた。
そうした流れを受けた週明けの市場では
ドル売り円買いが一気に強まった。
G7声明において
中国、アジア諸国の為替の柔軟化(実質上切り上げ)要請が行われたことで
アジア通貨高⇒円高の流れができていた。
オセアニア朝の非常に取引が少ない中、
ドル円は、金曜日引けの116円台後半から
115円台前半まで1円以上の円高への進行を見せた。
【東京時間】
東京時間は、週末のG7などが意識され、
大きな動きがやや出にくい展開になった。
前日117円台で上下ともしっかりのドル円は
この時間帯もレンジを越えきれず。
仲値がらみでドル買いが出ても117円台後半が重く
といってもクロス円の買いに下値もしっかりという展開になった。
ユーロドルは、朝方いったんストップロスに絡めて下をトライも
その後1.23ちょうど近辺で小動き。
週末のG7を前に、各通貨ともレンジを超えていく動きにはなりにくかった。
【ロンドン時間】
レンジ取引の東京市場から一転動きが出る展開になった。
きっかけになったのは
リクスバンク(スウェーデン中銀)による
外貨準備の構成比率の再構築発表。
元々ドルとユーロが37%づつで並んでいたところを
ドルを17%下げて20%に、ユーロを13%あげて50%にすると発表。
市場が意識する外貨準備のドル離れユーロシフトの流れに合致する発表で
この発表を受けてユーロドルは
1.2295から1.2350まで一気に上昇した。
円の構成比も下げられたこともあり
ドル円は発表直後は限定的な動きになったが
市場で、外貨準備のドル離れ懸念が強まるにつれ、
ドル安傾向が鮮明になり
ドル円も117円台前半のストップを巻き込んで売り込まれた。
最もNY勢が来るまではドル円が117円台を維持するなど
下値での買いも見られ、ユーロの1.2350とともに、
もう一段のドル売りを阻んだ。
【NY時間】
午後9時半に発表されたカナダ小売物価指数は
総合がかなり低い数字となり、前月の下方修正ともあいまって
瞬間カナダ売りとなったが
自動車関連を除いたコア部分歯、悪い数字ではなく、
すぐに値を戻す展開になった。
なお、この時間帯の米国の主な経済指標の発表はなかった。
指標などの材料がない中、
NY勢はドル売りから始める展開。
ドル円、ユーロドルなど各通貨でドルが売られた後
クロス円の売りが出て、ドル円の117円ちょうど割れをためし、
ストップを巻きこんで116.80近辺までドル安が進行した。
その後いったん117円台に戻す場面も見られたが
ロシア財務相の外貨準備に関する発言を受けて
ドル安が進行したこともあって
再び116円台に。
米長期金利が低下したこともドルの頭を抑え
ドル売りが優勢な展開が続いた。
他の通貨も基本的にドル売り傾向で
外貨準備のドルからのシフトが意識されるユーロは
1.23台半ばを越える動きに。
もっとも、週末前の調整で1.23台前半に戻されるなど
ドル円ほどドル売りに勢いがない。
【ここからの見通し】
早朝の市場で、
3/1および3/21の安値を割り込む形での
大幅な円高進行となった。
それだけに下値への不安が広がっている状況。
G7声明自体は、中国などを対象にしたものとの見方もあるが
その後のブルトン仏財務相発言などもにも見られるように
ある程度の円高進行は覚悟したものと見える。
また、金曜日の外貨準備のドル離れ懸念についても
神経質になっている市場の動向が見られ
ドル円は上値の重い展開が続きそう。
早朝の取引が薄い中で
3月の二度の115.50付近での安値(いずれもその後119円近辺まで上昇)を
割り込んだ形だが
取引量が増える東京市場以降で
この水準を試せるかが焦点。
しっかりと115.50を割り込むようだと
1月の113.40が意識されてくる展開になりそうだ。
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1992年チェースマンハッタン銀行入行 1994年ロイヤルバンクオブスコットランド銀行 (旧ナショナルウェストミンスター銀行)移籍 10年以上インターバンクディーラーとして活躍した後GCIグループに参画。 2005年9月よりGCIキャピタル・シニアアナリスト (社)日本証券アナリスト協会検定会員 主な著書として「外為投資ネットでらくらく儲かる方法」(すばる舎) |
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