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G7でのアジア通貨の柔軟性求める発言を受けて円高が大きく進行
4月25日
************忙しい人のためのサマリー*********
G7でのアジア通貨の柔軟性求める発言を受けて
円高が大きく進行。
ドル円は一時114円台前半に。
下値では輸入勢などからの買いも、ファンド筋などの大口の売りに
頭を抑えられる。
欧州通貨に対するドル売りが先週に引き続き出ているものの
ドル円ほどの大きな流れにはならず、クロス円でも大幅な円高。
ヘッジファンドからの大量の売りが出たNZは軟調。
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昨日の市場では、なんといっても円高目立つ展開。
週末のG7で人民元およびアジア通貨の柔軟性を求める声明が出たことを受けて
週明けの市場で、アジア通貨高⇒円高の動きがおこり
先週末116円台後半で引けていたドル円相場は、
115円台半ばで始まる展開。
その後東京時間に入って、
輸入企業の買いや値ごろ感からの短期筋の買いなどが入ったものの
戻りが鈍く、
海外時間に入って円高傾向が加速。
シカゴIMM通貨先物筋をはじめとする米系ファンド筋などが
かなり大量にドル売り円買いを行ったこともあって
ドル円は114円台に下落。
その後いったん値を戻したものの
NYK勢が参加してきて114円台前半まで下落と
各時間帯を通じてドル売りが優勢な展開となった。
先週は、外貨準備のドル離れ懸念などもあり
ドル安傾向が強かったが
昨日は
ユーロドルが1.24に乗せた後1.23台前半まで値を落とすなど
欧州通貨高が大きく進まず、
ドル安ではなく、円高傾向であった。
円以外に動きが目立ったのは
ヘッジファンドからの売りが目立つNZD。
対ドルだけでなく、NZD円、EURNZDなどでも
NZD安が進行し、
NZDUSDは夕方の0.63台後半から0.62台後半まで下落。
NZDJPYは東京時間の73円台から71円台まで一時下落した。
G7以外の市場の動きの背景としては
外貨準備のドル離れ懸念が依然強いこと
年金などの中長期の資金アロケーションに変化が見られることなどが
ここに来て強まっていると見られる。
【東京時間】
G7でアジア通貨の柔軟性を求めた声明が出たことなどを受けて
週明けの市場は、円高が大きく進行して始まった。
金曜日の市場は116円台後半で引けていたが
週明けの市場では115円台半ばと、1円以上円高で始まると、
その後115.30/35円と、3月の安値を越えるドル安円高圏まで下落、
その後115円台後半まで持ち直した形で
東京勢の参加となった。
東京時間に入ると
輸入勢の買いや、個人投資家の買いなどに支えられて
ドル買い円売りがやや優勢になったものの
上値ではヘッジファンドなどの売りに抑えられ
116円が重く、戻りが限定的なまま115円台後半で海外勢の参加待ちとなった。
【ロンドン時間】
海外勢が参加してきても円高の動きが続き
ロンドン朝方に115円割れを示現。
下値からは、輸入勢などの買いもあって
いったん値を戻したが
戻りは115円台前半までで、頭の重い展開が続いた。
クロス円でも円高は活発で、
ユーロ円やポンド円などで売り(円買い)が出る流れ。
欧州通貨は、対ドルでは先週末のドル売りの流れを維持し、
朝方ユーロドルで節目と見られた1.24を越える動き。
外貨準備のドル離れ懸念や
昨日のカタール中銀による
「外貨準備に40%を占めるまでユーロ買いを続ける可能性がある」
という、オイルマネーのユーロシフトへの期待などが
欧州通貨買いドル売りを誘った。
しかし、ユーロが1.24に乗せたあたりで一服感が出ると
活発なクロス円の売りに押されて
徐々に頭が抑えられ
ユーロドルが1.24台から1.2330近辺
ポンドドルが1.79台から1.78割れと、
大き目の調整が入る展開。
ロンドン朝方に買いに回った短期筋が
ポジションをあきらめて、売りに回る動きが見られた。
【NY時間】
NYが参戦してくると
円高の動きがさらに加速。
ドル円が再び114円台に突入すると
今度は114円台後半が維持できず、
ストップも巻き込んで114円台前半まで一時値を落とした。
G7後に引き続き、フランスのブルトン財務相などから
アジア通貨に対するけん制発言があり、
ゴンザレス=パラモECB専務理事からも同様の発言が出るなど
米中首脳会談で進展がなかった人民元改革問題をはじめとする
アジア諸国の為替の動きに
欧州が懸念を持っている現状がはっきりしてきたことが
円高傾向に拍車をかけていると見られた。
また、NY勢が参加してきて、
NZDUSD,NZDJPYでの売りが一気に強まったことも
ドル円の頭を抑える形になり
114円台前半への円高を後押しした。
欧州通貨も、ドル円でのドル売りに支えられて
ユーロ高、ポンド高、ドル売りの流れが復活し
ユーロが再び1.24台に乗せる動きを見せていた。
【ここからの見通し】
ドル円は、115円50銭をしっかり割り込んだことで
下値リスクが高まりそうだ。
上値で売り損ねた輸出勢などからの売りが
戻りで活発になることが予想され、
115円前半が重くなりそう。
昨日はそれほど目立たなかったが
ドル全般にわたって売りが目立っており
ドル円が大きく戻るには、その点でも状況は不利。
ただし、さすがに一日で大きく下げすぎとの指摘もあり
調整の動きが先に出てくるとの見方も根強い。
115円50銭をあっさり回復するようだと
逆に下値のしっかり感が出てくる。
下値のポイントは今年の最安値である
1月につけた113円40銭。
ここをしっかり割り込むと110円割れまで意識されるところ。
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1992年チェースマンハッタン銀行入行 1994年ロイヤルバンクオブスコットランド銀行 (旧ナショナルウェストミンスター銀行)移籍 10年以上インターバンクディーラーとして活躍した後GCIグループに参画。 2005年9月よりGCIキャピタル・シニアアナリスト (社)日本証券アナリスト協会検定会員 主な著書として「外為投資ネットでらくらく儲かる方法」(すばる舎) |
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