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好調な米指標にもドル買い続かず
4月27日
************忙しい人のためのサマリー*********
耐久財受注など米経済指標は好調、地区連銀経済報告も強いが
ドル買いが続かない。
外貨準備のユーロシフトなどが意識され
ユーロ買いが活発
AUDのCPIが強く、AUDは3ヶ月ぶりの高値へ
カナダは連続利上げ期待から14年ぶりのカナダ高へと資源国通貨も強い。
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昨日の市場、
米経済指標や地区連連銀経済報告などが
強めの結果になり
米長期金利が上昇。
6月の利上げに向けて期待が高まるという展開ながら
ドル買いが限定的であった。
特に、
東京時間午後9時半の耐久財受注は、
予想をかなり大きく上回る好結果で
発表直後は、ドル円ユーロドルともに昨日一番のドル高圏まで
ドルが買われながら、買いが一服するとすぐにその分以上のドル売りになるという展開。
東京時間に115円台を回復し、
その後いったん115円割れとなりながら
耐久財受注を受けて115.40近くまで買いが進んだドル円は
戻りのポイントといわれている115.50を回復しきれずに落とされた形となった。
米双子の赤字に対する市場の懸念が強いといわれ
そのことのを受けての外貨準備のドル離れにも
かなり神経質になっているようだ。
【東京時間】
東京時間は
落ち着いた展開の中、
ドル買いが優勢になる動きであった。
前日の米経済指標(コンファレンスボード消費者信頼感、中古住宅)が
好調な結果になったことを受けて
朝方115円台を瞬間回復、
このときは、オプションがらみの売りなどに、頭を抑えられ
114円台に戻されたが
昼ごろに再び115円に乗せてからは、115円台前半でしっかりとした推移となった。
米経済指標の好調さを背景に、
利上げ期待が高まっており、
長期債利回りなども上昇している状況を好感してのドル買い優勢と見られた。
欧州通貨などは目立った動きなし。
若干ドル買いが優勢といった程度。
午前10時半にCPIが発表されたオーストラリアは
予想よりも強い数字に瞬間変われた後、
ポジション調整が入ったが
午後に入って再びやや堅調になった。
【ロンドン時間】
ロンドン時間は
NY勢が参加してくるまで様子見ムードが強い展開になった。
ドル円は115円台前半で小動き。
115.00と20にあるといわれる午後11時に行使期限が来るオプション取引に絡んで
高値では売り、安値で破壊が出る展開であった。
東京時間から若干頭が重かったEURは
1.24を割り込む動きなどを見せたものの
その後回復。
【NY時間】
NY勢が参加してきて
一気に動きが活発になった。
最初の動きのきっかけになったのは
午後9時半に発表された米耐久財受注の数字。
予想の総合+1.8%コア+1.0%に対して、総合+6.1%コア+2.8%と
いずれも予想を大きく上回る好結果。
ドルは素直に買い進まれた。
ロンドン朝方の安値から1.2430近辺まで回復していたEURUSDは
1.23台まで再び落ち込み
数字前にポジション調整なども絡んで115円割れを試したドル円は
115.30を越えて昨日の高値をつけるという動きを見せた。
しかし、その後は一転ドル売りが優勢に。
目だった材料が出たというよりも、
外貨準備のユーロシフト記帳などを受けたユーロドルでの
ユーロ買いドル売りの動きなどが目立った形。
下がったところでは
東欧勢などからのユーロ買いもかなり活発に入っていた。
ユーロ買いに関しては、
NOK買いにつられたユーロ買いも出ていた。
NOK(ノルウェークローネ)は、昨日、市場の予想通り金利据え置きを発表したが
その際に声明で、第二四半期の利上げが見込まれ、その後も更なる利上げが見込まれると
後二回の利上げ見込みを発表したことで買いが進み、
USDNOKは6.3000から6.2490までと、昨年9月以来のドル安NOK高、
ユーロもこのNOKの上昇につられて対ドルでユーロ買いが出た部分があった。
また、東京時間のオーストラリアのCPI発表で
インフレターゲットの上限である3%までCPIが上昇したことを
再評価して、大口の投資家からAUD買いドル売りが持ち込まれたことも
ドル売りに作用した。
ドル円は、欧州通貨買いオセアニア通貨買いドル売りの流れに押されて
耐久財受注後の高値から押され114円台に。
その後、23時発表の米新規住宅販売の好結果も
限定的なドル買いにしかならず
ドルの重さが目立つ形になった。
その後米金利が上昇し、6月の利上げ期待がさらに高まっていることを感じさせたが
ドル買いに勢いがない。
さらに午前3時に発表された米地区連銀経済報告(ベージュブック)も
全地区で景気拡大となる強い結果ながら
ドル買いにつながらず、
全般的にドルの重さが意識される展開となった。
後目だったのは、
連続利上げへの期待が強まっているカナダで
原油高自体は落ち着いてきたものの
全般的なドル安ムードもあって
ドルカナダは14年ぶりのドル安カナダ高へ。
【ここからの見通し】
市場のムードが完全にユーロ買いドル売りになってしまっている。
ドル円も、114円台半ばから下のしっかり感に
115円台までは回復したもののポイントの115.50をつけきれず
逆に頭の重さを意識させる形に。
ドル売りのリスクがやや高まる形での展開が続いている。
経済指標をはじめ、原油高がおちついてきたことなど
目先ドルに買い材料が出ているだけに
それでも重いドルに対してやや嫌気が見えるところ。
ユーロが昨日の高値1.2470を越えて1.25に乗せてくると
ドル円の114円割れも意識されてくるところである。
上値は依然115.50がポイント。
ここを抜けてくるまで下値意識が強いが、
115.50をつければ一服感が出てくる。
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1992年チェースマンハッタン銀行入行 1994年ロイヤルバンクオブスコットランド銀行 (旧ナショナルウェストミンスター銀行)移籍 10年以上インターバンクディーラーとして活躍した後GCIグループに参画。 2005年9月よりGCIキャピタル・シニアアナリスト (社)日本証券アナリスト協会検定会員 主な著書として「外為投資ネットでらくらく儲かる方法」(すばる舎) |
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