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バーナンキFRB議長の発言をうけてドルは値を崩す
4月28日
************忙しい人のためのサマリー*********
バーナンキFRB議長の発言をうけてドルは値を崩す
議長は、利上げの一時休止の可能性に言及。
6月以降の市場の利上げ期待がかなり後退。
ドル円3ヵ月半ぶりの113円台を示現、その後も頭が重い。
ユーロは1.2500の上値抵抗線を抜け1.2550トライ、
ポンドは、M&Aがらみの買いも入り、一気に1.80台へ。
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注目のFRBバーナンキ議長の議会証言は
利上げの一時停止の可能性に言及。
インフレリスクにも言及しており、
5月のFOMCでの利上げ予想は揺るがないものの
6月以降の利上げ期待を後退させる議会証言に
ドルは一気に売り込まれた。
それまでの値動きで、
渡辺財務官による、G7文書を為替調整と見るのは間違いという発言などを受けて
115円を回復していたドル円は
一時、1月16日以来の113円台までドル安円高が進む流れを見せた。
ユーロドルも、かなり重い抵抗線と見られた1.2500を越えて上値進行。
ユーロポンドやポンド円でのポンド買いも目立ったポンドドルは
1.78台から1.80台までポンド高ドル安が進行と
軒並みドルが売り込まれる展開。
金利主導の市場展開が続く中、
米利上げ局面の打ち止めが見えてきたことに対して
市場がドル売りで反応している状況となっている。
【東京時間】
東京時間は、夜のバーナンキ発言を控えて、嵐の前の静けさ。
凪のような展開であった。
目立った動意が見られず、主要通貨は小動きに終始。
唯一動きが見えたのは、NZで、
午前6時に金利据え置きを決定した後の声明で、
今年中の利下げを否定して、NZD買い⇒続かず
貿易収支、予想外の黒字でNZD買い⇒続かず
米系投資銀行の売りで値を落とす⇒続かずという
流れを経て、午後に入って指標などを受けても重い上値を嫌気して
やや売り先行という流れになった。
【ロンドン時間】
バーナンキ発言が意識され、
午前中は東京時間同様に様子見ムードが強かったが
その後、バーカーMPC(英金融政策決定会合)委員の英利下げ否定発言や
中国人民銀行の貸出金利引き上げや、
渡辺財務官の「G7の付属文書における不均衡是正、為替調整と読むのは間違い」発言などをうけて
相場が大きく動く展開となった。
その中でも、最も動きを見せたのが円。
中国人民銀行の貸出金利引き上げを受けて
アジア買いから円買いにつながり、
ドル円が114.30近辺まで売り込まれる展開。
下がったところで渡辺財務官の発言を受けて
今度は115円を回復と、かなり荒っぽい展開を見せた。
115円への回復局面では
ユーロ円やポンド円などのクロス円での買い戻しも強く、
円売りが優勢な展開になった。
バーナンキ発言前ということもあり115円に乗せてからの上値押しには慎重で
114.80/00で発言待ち。
発言までの間にほかに動きが目立ったのはポンド。
バーカー発言は、発言直後の反応はいまひとつであったが
ドル円の115円までのドル高円安進行時に、
ポンド円でも円売りが出たことなどをきっかけに
ポンド買いが強まると、買いを支える材料として再認識された。
また、ユーロポンドでもユーロ売りのポンド買いが優勢。
以前話しのあった独エネルギ大手リンデの英BOC買収に絡んだユーロ売りポンド買い注文など
M&Aがらみの動きではないかといううわさもあった。
また、GBPZAR(南アフリカラント)でのポンド買いラント売りの話も出ていた。
【NY時間】
バーナンキ発言を受けて、
一気にドル売りが広がった。
バーナンキFRB議長の議会証言、
最初のヘッドラインは、
”FED MAY PAUSE EVEN IF RISKS AREN'T BALANCED ”
「リスクが均衡していなくても、利上げを一時停止も」
これを受けて、
6月以降の利上げ期待が一気に後退し、ドル売りが急速に進んだ。
115円近辺にいたドル円は、114.20まで一気に売り込まれ
その後いったん114.40付近まで戻した後、114円割れ。
113.83と1月16日以来3ヶ月半ぶりとなる高値圏までドル売り円買いが進んだ。
あくまでPAUSE一時停止と、将来的な利上げ可能性を否定しなかったことや
インフレへの警戒感を崩さなかったことから
安値近辺では売り買いが交錯し、
114円台前半まで値を戻す形で、NY午後の推移になった。
円以外でも、ドル売りは活発で、
ユーロは、オプションがらみの売りがあると見られた1.2475、1.2500を越えて
ストップロスを巻き込んで上昇し、
1.2550手前まで。
1.2550には再びオプションがらみの売りがあり、ここで上値進行を止めた。
ユーロポンドでのユーロ売りが断続的に続いたことも、
上値進行を抑える材料になった。
ポンドは、その分買いが旺盛。
対ドルだけでなく、対ユーロや対円での買いも目立ち
ポンドドルは
東京時間の1.78台半ばから1.80台半ばまでと大きく上昇。
その後利益確定の売りが出ても1.80台での推移と
堅調な展開を見せた。
【ここからの見通し】
下値リスクは依然強い。
欧州通貨買いドル売りの圧力も依然根強く、
ドル円は、今年の安値113.41が意識される展開。
売り遅れ感から戻りが重くなってきた面もあり
114円台前半での推移が続くようだと
週末前に再び下値トライもありそうだ。
もっとも、月末ということもあって
仲値に絡んだ外貨買い円売りや
投信に絡んだ外貨買い円売り、
GWを前にした両替需要などが下値を支えるという見方もあり
下値もしっかりではという見方もある。
下値リスクを意識しながらの
売り買い交錯か。
ユーロは1.2500を越えたものの1.2550手前に売りがかなり並んでいた。
この水準を超えてこれるかがポイント。
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1992年チェースマンハッタン銀行入行 1994年ロイヤルバンクオブスコットランド銀行 (旧ナショナルウェストミンスター銀行)移籍 10年以上インターバンクディーラーとして活躍した後GCIグループに参画。 2005年9月よりGCIキャピタル・シニアアナリスト (社)日本証券アナリスト協会検定会員 主な著書として「外為投資ネットでらくらく儲かる方法」(すばる舎) |
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