TOP >ドルの戻り鈍い
| 次の記事>> |
ドルの戻り鈍い
5月3日
************忙しい人のためのサマリー*********
昨日の市場はドル金利の利上げ期待が高まったが
ドルの戻りが鈍く、
逆にドルの重さを印象付ける形となった。
ドル円は114円を試したものの上値進行しきれず、
113円台前半での推移、
ユーロは1.2550がしっかりで1.26台に上昇。
指標が好調なポンドは、月曜日の高値圏まで上昇、
原油高などを好感してAUDやカナダといった資源国通貨も
好調という流れになった。
*********************************************
おはようございます
5連休の初日、東京はとってもいい天気。
連休の人がかなり羨ましい感じです。
根がインドア派の私も
ここまでいい天気だと
どっかへノンビリ出かけたいところです。
さて、本題です。
昨日の市場では、
前日月曜日に好調な米指標やバーナンキ議長の発言を巡る報道を受けて
ドル金利の利上げ期待が高まった流れをうけて
ドルの戻しを何度か試したものの
戻りが鈍く、逆にドルの重さを印象付ける形となって
ドルが軟調な流れになった。
ドル円は114円を試したものの上値進行しきれず、
113円台前半での推移、
ユーロは1.2550がしっかりで1.26台に上昇。
指標が好調なポンドは、月曜日の高値圏まで上昇、
原油高などを好感してAUDやカナダといった資源国通貨も好調という流れになった。
目立った新規材料が出たわけではないが
NY時間に再び74ドル台に乗せてきた原油価格などを受けての
ポンドや資源国通貨の買い意欲が目立つ形であった。
【東京】
東京時間は、東京勢がGW前ということもあって
積極的な動きを見せず
限定的な動きにとどまった。
前日の海外時間の112円台から113円台後半へのドルの買戻しの影響も有り
朝からややドルが堅調で、
連休前の仲値需要の助けもあって
113.80近辺までドル円が買われる場面もあったものの
114円をトライするほどの勢いはなく、
かといって下値113円台半ばから下を試す流れにもなくということで
上下ともに動き難い展開。
欧州通貨なども、目立った動意は見られず、こう着状態であった。
【ロンドン】
ロンドン勢が参加してきて、
何度かドルの戻りを試したものの
上値での売り意欲も強く、
ドルの重さを確認した形で、結局円やユーロはやや軟調な展開になった。
ドル円はロンドン勢が参加してきて、
とりあえず114円をトライしに行ったものの
114円台を維持できず、すぐに下落。
その後も、もう一度上値を試したものの
113円台後半までで、戻りきれずという展開。
ユーロが、一連のPMIが予想ほど強くなかったにもかかわらず
オイルマネーの流入期待などから下値がしっかり(ユーロ買いドル売り)していたこと
ポンドが、CIPS製造業PMI,CBI小売指数といった指標が好調で
対ドルで買いを誘ったこと、
イラン石油相副大臣の「原油価格は、冬までに1バレル=100ドルを超える可能性」
という発言を受けて、原油高と地政学リスクの
両面からドルが売られやすくなったことなどが
前日NY午後のドル買い基調を転換させ、ドル売りが優勢な流れを造る背景になった。
ドル円以上に、欧州通貨に対するドル売りが目立つ形となり
1.25台半ばからがしっかりしていたユーロドルは
1.26台なかば越えまで上昇。
指標の数字が良かったこと+原油高で買いが出たポンドは
1.83台後半まで上昇。
資源国通貨はさらに買い(ドル売り)が目立ち、
AUDやカナダなどは大幅高。
ドルカナダは1.11台後半から1.10台後半までのカナダ高。
AUDは0.75台半ばから0.76台前半までのAUD高になった。
【NYK】
NY勢が参加してきても、
ドルの軟調地合いは変わらないが
下値を積極的に試すというほどの勢いはない。
【NYK】
NY勢が参加してきても、
ドルの軟調地合いは変わらないが
下値を積極的に試すというほどの勢いはない。
ドル円は113円台前半が中心の動きで
113円台半ばからが重くなっていたものの
112円台を売り込みに行く力は無し。
EURUSDはロンドン時間に1.26越えを試したものの
1.26台後半での売りも厚く、1.26台前半を中心にした動き。
そうした中、
ドル売りが積極的だったのはポンドで
経済指標の好結果に加え、原油高まで上昇の要因となって
1.84台と、前日の高値圏まで買いが進んだ。
NY時間に目新しい材料が加わららず
全般的には落ち着いた動き。
ロンドン時間に買いが進んだAUDやカナダも、
AUDはこの後のRBAの金利発表を前に一服。
カナダも1.1050での買いを崩せず、安値圏でのもみ合いとなっていた。
【ここからの見通し】
GWということで、
東京勢からの積極的な参加は見られないか。
そうした中での海外勢の仕掛け的な売りが気になるところだが、
月曜日に一旦下を試しただけに
一服感もあり、
また112割れまでは大口のストップも限定的であろうと見られることから
先週末に意識されていたほどの下値リスクを見ている向きは少ないか。
ただ、ドルの上値が印象付けられる中、
112円台を普通につけてくるようだと注意は必要。
上値は、114円台が重い。昨日はちょうど近辺で止められたが
そこを越えても115円手前、115.50近辺と輸出勢の売りもあると見られ
上値も限定的か。
|
1992年チェースマンハッタン銀行入行 1994年ロイヤルバンクオブスコットランド銀行 (旧ナショナルウェストミンスター銀行)移籍 10年以上インターバンクディーラーとして活躍した後GCIグループに参画。 2005年9月よりGCIキャピタル・シニアアナリスト (社)日本証券アナリスト協会検定会員 主な著書として「外為投資ネットでらくらく儲かる方法」(すばる舎) |
|---|
