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オーストラリア予想外の利上げ


5月4日

************忙しい人のためのサマリー*********
オーストラリアドル、予想外の利上げに
AUDは0.7600/10から0.77近辺まで上昇。

ロンドン朝方に一旦ドル売りを試したものの
その後はドルの買戻し。下値にしっかり感も。

好調な米経済指標をうけ、米長期金利が上昇したことなどが
好感されて、NY時間は、ドル買いが優勢。
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おはようございます

連休の真っ只中という感じですね。
昨日は本当にいいお天気で、
近所をフラフラしていても
気持ちよかったです。
ただ、GWということで近くの店などがめちゃ込み…。
その点はちょっと困りものでした。

さて、本題です。

東京勢が殆どいない昨日の市場。
アジア時間の主役はオーストラリアドル。
今年中の利上げは意識されていたものの
もう少し後になるという見方が大勢の中、
予想外の0.25%利上げを行い、市場を驚かせた。
AUDUSDは0.7600近辺から0.7700近辺まで上昇。

海外時間は、行って来いの展開。
ロンドンの朝に
ドル売りを試したものの、
利益確定の動きなどに思ったほど下値が延びず
逆に下値しっかり感を見せ付けられた形で
その後は買戻しが優勢。

好調な米経済指標の発表をうけて
米金利が上昇したこともあり
結局朝よりもドル高圏での推移となった。

【アジア】

日本が祝日ということもあって、
いつもよりも参加者が少ない中、
豪ドルの買いが目立つ展開になった。

RBAキャッシュターゲット(豪政策金利)が
1年2ヶ月ぶりに0.25%引き上げられたことをうけての
AUD買いが活発になった形。

金利据え置きという見通しが市場で優勢な中、
予想外の利上げ発表ということで
市場にインパクトを与える形になった、

AUDUSDは0.7600/10から発表直後に0.7650越え
その後も買いが続き、0.76台後半での推移であった。

参加者の少ないドル円は、頭が重いものの目立った動きを見せず
113円台前半での推移。

全般的にはドルが軟調な地合いで、
EURUSDは1.26台前半から半ばまでユーロ買いドル売りが進んだ。

【ロンドン】

ロンドン勢が参加してきて、
最初はドル売りが加速した。

ユーロドルは1.2670まで、ドル円は113円割れをトライと
アジア時間のドル売りが強まる形で、ドル安進行。

スイス中銀ロート総裁のスイス経済は力強く成長する見通し
発言を受けてドルスイスでドル売りスイス買いが入ったことなども
ドル安の材料とされた。

また、イラン問題を受けた地政学リスクの高まりなども
ドル売りの背景にあると指摘された。

しかし、ドル円の112円台では本邦勢の買いが待ち構えており
すぐに113円台に戻される展開。
ヘッジファンド筋などの利益確定の買戻しも一部で見られ
下値のしっかり感を意識させる形となって
その後はポジション調整のドル買戻しが優勢。
ドル円113円台半ば、ユーロ1.26台前半までドルの買戻しが進んだ。

予想外の利上げを行なったAUDに対する買い意欲は
ロンドン時間も活発で、0.77台をつける展開に。

【NYK】

午後11時に発表されたISM非製造業の数字は
結果 63 (予想 59.4 前回 60.5)と
かなりの好結果。

【NYK】

午後11時に発表されたISM非製造業の数字は
結果 63 (予想 59.4 前回 60.5)と
かなりの好結果。

発表直後の反応こそ鈍かったが、
その後米長期金利がこの数字を受けて上昇
10年債の利回りが4年ぶりの水準まで上がったことなどを受けて
ドル買いが優勢な展開になった。

原油相場が火曜日の74ドル台から反落し73ドル台で落ち着いていたことも
ドルの買い材料となって
ドル円は113円台後半、ユーロの1.26割れという展開になった。

ドル円に関しては谷垣財務相の
G7声明はドル安にしようという意味合いは無い
発言などを受けて、買戻しが入った部分もあった。

利上げを受けて
アジア時間朝から買いが目立ったAUDは
NY時間も下値はしっかりしていたものの
上値追いの展開にはならず、
高値圏でのもみ合い。

なお、
トンガでの地震を受けてNZで津波警報が出たこと(既に解除)で
NZDは一時下落。
警報解除を受けて元へ戻すという動きを見せた。

【ここからの見通し】

昨日のロンドン朝の動きで
参加者が少ない中での円高進行をきっちり止めた形になったことで
下値進行に一服感が出ている。

一時後退気味であった6月の利上げ観測について
金利動向から見るとかなり織り込みが進んでいることも
ドル買いの材料であり
もう一度114円台をトライしてもという期待もあるが
上値での売りも依然残っており、
レンジ取引の意識が強いか。

112後半、114前半の注文を抜けると、
参加者が少ない分動きが加速される可能性はあるので
注意は必要。

予想外の利上げを行なったAUDは
下値での買い意欲が見られるものの
思ったほど上値が伸びない印象。
0.7650/70がサポートになってきそうだが、
ここを割り込むようだと要注意。

■為替ニュース配信サイト「Klugクルーク」




山岡和雅
やまおかかずまさ

1992年チェースマンハッタン銀行入行
1994年ロイヤルバンクオブスコットランド銀行
(旧ナショナルウェストミンスター銀行)移籍
10年以上インターバンクディーラーとして活躍した後GCIグループに参画。
2005年9月よりGCIキャピタル・シニアアナリスト
(社)日本証券アナリスト協会検定会員
主な著書として「外為投資ネットでらくらく儲かる方法」(すばる舎)