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NY時間にドル買い進み、ドル円113円手前に
5月29日
************忙しい人のためのサマリー*********
NY時間にドル買い進み、ドル円113円手前に。
3連休(ロンドン、NYは本日お休み)を前に、
ドル売りポジションの解消が目立った。
注目の米PCEコアデフレータは、予想通り前年比2.1%。
一部で上ぶれ予想有り、発表直後はドル売りも。
その後は2.0%をまだ越えているということで、今後の利上げ期待の材料に。
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金曜日の市場、
もっとも注目されたPCEコアデフレータは
上ぶれするとの一部の噂に反し、
予想通りの+2.1%(前年比)となった。
市場は、上ブレがなかったことで一時ドル売り、
債券価格も上昇(利回りが低下)する動きが見られたが、
ドルに関しては、その後一気に買い戻されるという動きになった。
ドル買いが入るような、目だったニュースがあったわけではないが、
PCE後のドル売りが限定的で下値の堅さが印象付けられ、
3連休(今日は、ロンドン、NYともお休み)を前に
投機筋のドル売りポジション解消の為のドルの買い戻しを誘った
という見方が有力であった。
3連休前ということで、
海外時間、特にNY時間は取引参加者がかなり少なく、
動きが荒っぽくなりやすかったという面もあった。
ドル円は、東京時間に一時111.50割れを見せた後
112円ちょうど近辺での攻防を繰り返していたが
NY時間のドル全面高の前に
113円手前まで大きく上昇。
ユーロドルは、一時1.28台前半まで上昇したものの
1.2700近辺まで売り込まれる動きになった。
ドル円の113.00、ユーロドル1.2700という
ポイントを大きく抜けていくような動きにはならず、
レンジの中での動きではあったものの
戻りも鈍く、ドルの高値圏で週の取引を終えた印象。
【東京市場】
東京朝に発表されたCPIは
最も注目されるコアCPI前年比が予想通り+0.5%という結果ということもあって
発表直後は限定的な反応であったが、
東京地区のコアCPIが予想の+0.3%に対して+0.4%という数字になったことなどを
好感してその後円買いが優勢になった。
スノー長官の辞任の噂なども、同じ時間帯に再燃し、
ドルは、対円のみならず、ユーロドルなどでもドル安の展開。
ドル円は111.50割れ、ユーロドルが1.28台前半での推移。
最も売りが一巡すると、一転ドル買いが優勢になる展開。
日本の政府要人が、CPIの数字を受けても
現状がデフレであるとの認識を崩さなかったことや
スノー辞任の報道をブッシュ大統領が否認したことをうけて
ドル円を中心にドルの買戻しが入り、
ドル円が112円台に乗せ、ユーロドルが1.27台後半へ落とされる動きになった。
もっとも、上値では利益確定のドル売りなども出て
午後に入るともみあいが続いた。
【ロンドン市場】
月曜日がロンドン、NYの祝日ということもあって
連休を控えて取引を手控える参加者が多く
ロンドン時間は落ち着いた展開。
この後NY時間にPCEコアデフレータの発表が控えていることも
ポジションを傾けさせ難くさせた。
そうした中目立ったのは、東京時間に値を落としたユーロの買戻しで、
リッカネン フィンランド中銀総裁が
利上げを示唆したことなどをきっかけに、
東京時間の下落分を戻す形になった。
もっとも、早朝の高値である1.2820を越えて
短期筋のストップをつけると、その後の上押しは見られず
あくまで、ポジション調整などが中心の動き。
ドル円は、ユーロドルでのユーロ買いドル売りに少しつられたものの
111円台を売り込む動きは見られず
112円ちょうどをはさんで小動きで、PCEの発表待ち。
【NY市場】
注目のPCEコアデフレータ(個人消費を示す指標の中の個人消費支出に関する
物価を表す指標で、FRBが注目していることでもしられる)は
予想通り前年比2.1%という数字。
一部で上ぶれするのではという期待があったこともあり、
発表直後はドル売りで反応したものの
すぐに切り返して、
その後はドル買いが優勢な展開になった。
一旦の下トライで、
底値の堅さが確認され、買戻しが入ったこと。
3連休を前に、ドル売りポジションを手仕舞いたいという
欧米の投機筋の思惑が強かったことなどが
ドル買いの原因と見られ、
ドル円は112円台後半まで上昇、
ロンドン時間に1.28台前半まで値を上げていたユーロドルは
1.2700近辺まで大きく下落(ユーロ安ドル高)となった。
3連休前ということも有り
取引参加者がかなり少なく、
取引量が少ない市場の為、
ドルの買戻しによる値動きが、いつも以上の強まったという面もあった。
あくまで取引が薄い中での激しい動きということで
ドル円の113円ちょうどやユーロドルの1.2700などの
市場が意識するポイントを抜けることは出来ず
その後はドル円が112円台後半ユーロドルが1.27台前半での動き。
なお、連邦議会下院議員会館内で銃声とのニュースが途中で入ったが
それほど大きな反応は見せなかった。
【ここからの見通し】
今日は、ロンドン、NYともにお休みなだけに、
大きな動きは出難い状況。
もっとも
それを除いても、方向感を捉えるのが難しい展開ではある。
米ドルの利上げ期待が強まっているとはいえ、
6月の利上げが完全に織り込まれたといえる程ではないことは
金利市場の動きからも明らかで、
今後利上げ期待が強まってくるようだと、
もう少しのドル買いはありうるか。
もっともその後は、年末にかけて金利が下がる可能性まで示唆しているのが
今の金利市場の動向で、
こうした面から見ても、
ドル買いが一方的に進むのも難しそう。
113円越えへの期待は強いが、
越えても114円で止められ、111-114円のレンジ取引となる可能性が強そうではある。
ユーロは、下値を支える1.2700を再びトライし始めている。
ここをしっかり割り込むと1.2500という声も出てきそうだが
1.2650など、下値では断続的に買いが入っているという話も有り、
こちらも一方向の動きは難しいか。
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1992年チェースマンハッタン銀行入行 1994年ロイヤルバンクオブスコットランド銀行 (旧ナショナルウェストミンスター銀行)移籍 10年以上インターバンクディーラーとして活躍した後GCIグループに参画。 2005年9月よりGCIキャピタル・シニアアナリスト (社)日本証券アナリスト協会検定会員 主な著書として「外為投資ネットでらくらく儲かる方法」(すばる舎) |
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