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ドル全面高傾向続く、ドル円は7週間ぶりの115円台に
6月14日
************忙しい人のためのサマリー*********
ドル全面高傾向続く、ドル円は7週間ぶりの115円台に
ユーロドルは7日連続となるユーロ安ドル高。
米PPI好調で、ドル金利の上昇期待強まる。
日経平均だけでなく、インド、ロシア、トルコ、中南米など
世界の株式市場は大幅安傾向、投資資金のドル回帰が強まっており
ドルを押し上げる。
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昨日の外国為替市場では
ドル高が継続。
ドル円が7週間ぶりの高値圏である115円台半ばに迫り
ユーロドルが7日連続のユーロ安ドル高になるなど
ドルが全面的に買われる傾向が続いた。
NY朝に発表された米生産者物価指数(PPI)の数字
コアの前月比が予想、前回を上回る好結果となったことなどから
ドル金利の利上げ継続期待が高まり
ドル買いを呼んだ。
また、600円以上値を下げた日経平均だけでなく、
インド、ロシア、ブラジルといった新興国市場の株式が軒並み大幅安を続けており
投資資金のリスク離れ、ドル回帰の動きが強まっていることも
ドルの買いを呼んでいる。
月曜日に一日で10%以上値を落として、取引停止になった
コロンビアIGBCが昨日も8%以上値を落としたほか、
ブラジルのボベスパが2%超、
ロシアRTSが9%超、トルコのイスタンブールナショナルが5%超
インドムンバイSENSEXが4%超と、新興国市場は壊滅状態…。
資金が安全度の高い米債に流れて、ドル高を呼ぶ傾向が強まっているようだ。
また、欧州通貨に関しては
午後6時に出たドイツZEW景況感指数の大幅悪化が
発表直後こそはそれほど問題視されなかったが
NY時間にドル高が進む際に再び材料視された面もあった。
【東京市場】
東京市場からドル買いの傾向は見られた
ドル円の114円台後半の売りなどが意識されるなど
この時間帯は高値での売りも目立ったが、
基調としてのドル買い意欲は強く、
少しでもドルが下がったところでは買いが入る展開となり
ドルはじり高。
日経平均の大幅安やアジア株全般の弱さなども
資金のドル回帰を強め、
ドル買い傾向を強めた
【ロンドン市場】
ロンドン時間は、朝方ドル買いを試したものの
その後調整ムードが強くなり、
本格的なドル高は、NY市場待ちとなった。
ロンドン勢の参加直後はドル買い傾向が強まった。
日経平均の大幅安を嫌気した海外勢が
ドル円、ユーロ円などのクロス円で円売りを進め
ドル円が114.70越えを果たす動きを見せたことがきっかけで
ユーロドルも1.2550近辺まで下落。
ドル高のムードがつよまった。
ドル円に関しては、福井日銀総裁の村上ファンドへの出資問題が
海外投資家に問題視されたことを受けてのドル買い円売りも入っていたと見られる。
もっとも、こうしたドル買い傾向は、日本時間夕方にはいったん落ち着いた。
短期筋のドル買い仕掛けに対して、
高値からのフォローがなく、ポジション調整を生んだもので
ドル円が115.30近辺まで反落するなどの動きを見せた。
また、日本時間午後5時半に発表された英消費者物価指数(HICP)が予想を上回り
2.2%と、英国の目標上限値である2.0%を0.2%も上回ったことも
ポンド買いドル売りを呼んで、
ロンドン時間のドル買いを抑えた。
その後のドイツZEW景況感の悪い数字に対する反応も鈍く、
この時間帯は、ドル買いに対する調整ムードが強かった。
【NY市場】
朝方発表された米生産者物価指数は
コア前月比が予想を上回り、
米利上げ期待が上昇、ドル買い傾向となった。
特にユーロドルでの傾向が顕著で、
ロンドン時間の調整で一時1.26台に値を落としていたユーロドルは
瞬間の12550割れを見せた。
しかし、1.2550からのユーロ買いが、この時点では非常に力強く
すぐに値を戻すと、
短期筋のポジション調整を伴って
1.2610/15まで上昇と、かなり荒っぽい展開。
この動きが落ち着いたところで
米系の投資家から、
日経平均の下落や、福井総裁の村上ファンド問題、
アジア株安などを問題視しての
円売りが持ち込まれ、
ドル円は4月以来の115円台に。
その後は、中南米市場の株安継続など
新興国市場からの資金逃避⇒ドル買いという流れが続き、
ドルが全面高傾向になった。
【ここからの見通し】
基調としてのドル高継続を見込む向きが多い。
ドル円は
115.00を超えても115.50手前で止められるなど
ポイントポイントでの売りは健在であるが
米インフレ懸念からの利上げ期待はともかく、
新興市場売りドル買いの流れから来る
ドル全面高傾向はまだ少し続きそうなだけに
ドルが堅調な情勢となりそうだ。
また、昨日の日経平均の動きに加え
福井総裁の村上ファンド問題もあって
世界の投資資金が、日本市場にやや懐疑的な見方を強めていることも
ドル円でのドル買い円売りにつながってくると見られる。
115.50手前の売りなどがまだ残っており
高値追いには慎重姿勢が必要な情勢は変わらないが、
下値はしっかり拾いたいところか。
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1992年チェースマンハッタン銀行入行 1994年ロイヤルバンクオブスコットランド銀行 (旧ナショナルウェストミンスター銀行)移籍 10年以上インターバンクディーラーとして活躍した後GCIグループに参画。 2005年9月よりGCIキャピタル・シニアアナリスト (社)日本証券アナリスト協会検定会員 主な著書として「外為投資ネットでらくらく儲かる方法」(すばる舎) |
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