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ユーロ買いの日
6月22日
************忙しい人のためのサマリー*********
ユーロ買いがかなり堅調。
ファンド筋、オプション関係、アジア中銀などいろいろな買い手。
ポンドは、MPC議事録受け、やや下落も、その後値を戻す。
ドル円は、方向感がやや不足、東京時間に下攻め、
海外時間の上攻めとも決めて欠き、114円台後半での推移。
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昨日の市場、最も注目された英MPC議事録は
大方の予想通り、ウォルトン委員への追随者はなく
7対1での金利据え置きであったことを公表。
一部で利上げ投票者の拡大を期待していた向きがいたことから
発表直後からのポンド売りとなったが、
その後値を戻した。
ポンド以上に昨日の動きで目立ったのは
ユーロの買い。
中銀がらみ、オプション関係、ヘッジファンドがらみなど
いろいろなところからユーロ買いが
対ドル、対円、対ポンドで持ち込まれ
東京朝から堅調な展開。
ポンドが議事録を受けて売りが優勢になったときでも
ほとんどつられ安とならず
下値しっかり感が出ていた。
ドル円は東京時間に114.50割れを試したものの
動きが限定的で、
海外時間にクロス円の買いに115.22まで上昇も
上値は輸出勢などの売りに重くと
結局114円台後半での推移。
【東京市場】
朝方の市場で、ドル売りが進行。
ドル円で114.50を割り込む動きを見せた後
昼ごろから円売りが優勢になり、その後膠着した。
ドル円の前日の動きにおいて115円台が重くなっていたことで
いったん下値トライの意識が強まったと見られる。
また、前日の福井総裁発言以降、
ゼロ金利の早期解除期待が強まっていることも
ドル円でのドル売り円買いを誘った。
中銀といわれる大口のユーロ買いドル売りが入っていたとの話も会った。
そうした中、ドル円は
114.50割れをトライ。ストップを巻き込んで114.38まで下落した。
ユーロドルは、1.2600をしっかり上に抜け1.26台前半に。
ドル円の114円50銭割れ以降の売りが続かなかったことから
その後やや値を戻し、
昼ごろから、円売りが優勢に。
ユーロを中心に、欧州通貨はしっかりで、ユーロ円なども底堅い動きを見せた。
昼過ぎからは、海外勢の参加待ちで膠着。
【ロンドン市場】
ロンドン市場での、最大の注目は
英MPC(金融政策決定会合)議事録の発表。
6月のMPCでは、金利据え置きが決定されたが
英国では、
日、米、ユーロなどの会合とは違い、声明、投票の内訳など一切の情報が議事録待ちになるため
議事録の注目度が高い。
今回の議事録での注目は、
前回ひとりであった利上げ派が、増えているのか否か
(前回利下げに投票したニッケル委員は、前月で任期満了し、今回はいないため
利下げへの投票期待はなかった)
結果は、7対1(欠員1)での、据え置きということで
利上げ派は前回に引き続きウォルトンひとり。
この結果は、市場の予想の大勢に沿うものであったが
一部で、もう何名か利上げ派が増えていると予想していた投資家がおり
そうした向きが、結果発表後にポンド売りを強め、
ポンドは1.84台半ばから1.8420近辺まで下落、
いったんは値を戻したものの
その後1.8410割れまで売りが進んだ。
ユーロは、ポンドの売りにもほとんど影響されず
かなり堅調な動き。
1.26台をきっちり維持して推移。
ドル円は、ファンド筋からポンド円の買いが入ったこともあり
115.00をトライする流れに。
【NY市場】
朝方、クロス円(ポンド円、ユーロ円)の買いが入って
ドル円も115.22まで上昇。
東京時間の114.50割れからの下値の硬さを受けて、
短期筋からのポジション調整も入っていたと見られる。
また、動きが最も目立っていたのはユーロ。
目立った経済指標などがない中、ユーロの堅調さが目立ち
ユーロが、対ドル、対円、対ポンドなどほとんどの通貨に対して上昇。
中銀の外貨準備のシフトがらみと噂された大口の買いが入ったほか、
スイス勢、ファンド勢などからの買いが断続的に入っていた。
議事録を受けて下落していたポンドは
ユーロの買いにつられて値を戻し、
1.84台半ば越えと、議事録前の水準での推移になった。
朝がた115円台をつけたドル円は、その後輸出の売りなどに頭を抑えられ
114円台後半まで戻されて、もみあい。
【ここからの見通し】
米利上げ基調の継続を受けてのドル買いという構図は変わっていないが、
いったん上値トライに慎重な見方も多くなっている。
ドル円に関しては、材料不足感が強い。
そうした中で、昨日はユーロ買いの勢いが目だった。
1.26台をしっかり維持してきたことで
テクニカル的にも買い安心感が強く、
今後もユーロ買い志向が続きそうだ。
ファンダメンタル的には、
8月の利上げ期待が強まっているほか、
経済回復基調が今後強まってくるようだと
もう一段の上昇が期待されるところ。
アジア系中銀と見られる買いが出るなど
中銀系のユーロ買い傾向も下値に安心感。
ただし、1.2700近辺にはオプション取引に絡んだ売りの噂があるため
ここからの高値追いには注意。
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1992年チェースマンハッタン銀行入行 1994年ロイヤルバンクオブスコットランド銀行 (旧ナショナルウェストミンスター銀行)移籍 10年以上インターバンクディーラーとして活躍した後GCIグループに参画。 2005年9月よりGCIキャピタル・シニアアナリスト (社)日本証券アナリスト協会検定会員 主な著書として「外為投資ネットでらくらく儲かる方法」(すばる舎) |
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