TOP >ドル高進行、ドル円は2ヶ月ぶりの116円台に。
| 次の記事>> |
ドル高進行、ドル円は2ヶ月ぶりの116円台に。
6月23日
************忙しい人のためのサマリー*********
ドル高進行、ドル円は2ヶ月ぶりの116円台に。
ドル金利の利上げ継続期待が市場で高まり
ドルはほぼ全面高。
英ポンド、MPC内でタカ派として知られたウォルトン委員の急死を受けて
ポンド売りとなり、東京時間の高値から200ポイント以上下落。
ユーロも経済指標の悪化と、各主要通貨に売り材料が出たことも
ドル全面高を支援。
*********************************************
昨日は、ドル買いが優勢な展開
いろいろと材料は見られたが
最も大きいものは
ドル金利の上昇期待の高まり。
英バークレイズ銀行が年内の政策金利見通しを6%まで引き上げるなど
米利上げの継続を見込む市場関係者が増えてきており
ドル買いの流れを生んでいる。
欧州経済指標の弱い数字や
英国、タカ派政策委員の急死、
北朝鮮が米飛行機撃墜の噂(米国は否定)なども
ドル買いに作用して、
ドル円は2ヶ月ぶりの116円台を回復した。
【東京市場】
早出のロンドン勢がくるまでは
こう着状態が長く続く展開となった。
前日の海外市場で目立ったユーロ買いも、
この時間帯ではそれほどでてこず。
ドル円は前日の動きの中で上下とも動きにくかった状況を受けて
様子見ムードが高まっていた。
ドル円は114円台後半で膠着した後、
早出のロンドン勢の買いなどもあって
115円手前まで上昇も115.00を付けきれず。
ユーロドルは1.2660/70を中心に膠着の後、
リッカネン フィンランド中銀総裁の発言に80近辺まで小幅上昇したのが
唯一目立った動き。
【ロンドン市場】
朝いち、いったんドル売りが進んだ後、
すぐに切り返して、
その後はドル高が継続した。
米国の飛行機が北朝鮮で撃墜されたとの噂がでて、(後に米高官が否定)
円売りが出たほか、
タカ派で知られた英ウォルトンMPC委員が急死したとの報道で
英ポンド売りがでていた。
さらに、ユーロ圏製造業新規受注の数字が
予想をかなり下回りユーロ売りとなるなど
主要通貨にそれぞれ売りの材料が出たことが
ドル高を呼ぶ形になり、
ドル円が115円台前半、ユーロが1.26台前半での推移。
さたに米金利について、
今後の利上げ継続期待が市場で強まってきたことが
更なるドル買いを呼び、
ロンドン時間中にドル円で115.50を超え
ユーロドルで1.26を割り込む動きを見せた。
また、UAE中銀総裁が
外貨準備の分散について、まだ決めていないと発言したことも
ドル買い材料であった。
主要通貨だけでなく、
他の通貨に対してもドル買いが活発に入っており、
ドルはほぼ全面高。
特に第一四半期の経常収支赤字が、
1982年来のGDP比6.4%にまで拡大した
南アフリカラント(ZAR)は、7.12から7.41まで上昇(ドル高ZAR安)という
激しい展開になっていた。
【NY市場】
NY市場でも、ドル買いの勢いは止まらず、
ドル円は2ヶ月ぶりの116円台での推移となった。
英バークレイズ銀行が、
今年のFF金利見通しを
6%まで上昇と引き上げるなど
米金利の先高感が強まったことが
ドル買いの背景とされた。
まだロンドン勢が残っている
NYの昼ごろまでに
ユーロドルが1.2550近辺まで下落、
東京時間に1.84台をつけていたポンドは
ウォルトン委員の死去の影響もあって1.8260まで下落と
大幅な欧州通貨安ドル高が進む展開。
ドル円は116円のオプション取引がらみの売りに
頭を抑えられていたが、
欧州通貨売りが落ち着いたNY午後に入って
116.00を抜けてストップを巻き込んで116.30近辺まで上昇と
ドル高が大きく進む展開となった。
欧州通貨は、ロンドン勢が帰るころから新たな下値試しが抑えられ
安値圏でのもみあい
ドル円も、116.30をつけたあとは
新規買いが抑えられ、
116円台での推移。
ただし、116円割れもなく、下値はしっかり。
【ここからの見通し】
米政策金利(FF金利)の上昇期待がさらに強まってきて
ドル買いに勢いが出てきた。
6月だけでなく、8月の利上げを見込む動きが主流になってきており
利上げ期待の高まりがドル買いにつながっている。
バークレイズのように、年末6%などという声がさらに高まってくるようだと
ドル買いの勢いはさらに増してきそうで
ドル高傾向は強まりそう。
ただし、昨日上昇しすぎた分、
今日のところは、調整が先に出る可能性も高く、
115円台半ば程度の下落も考えて取引を行いたいところ
115.50を割り込んでくるようだと、またいったん中立で、様子見ムード。
50が支持されれれば、上昇トレンドといったところか。
|
1992年チェースマンハッタン銀行入行 1994年ロイヤルバンクオブスコットランド銀行 (旧ナショナルウェストミンスター銀行)移籍 10年以上インターバンクディーラーとして活躍した後GCIグループに参画。 2005年9月よりGCIキャピタル・シニアアナリスト (社)日本証券アナリスト協会検定会員 主な著書として「外為投資ネットでらくらく儲かる方法」(すばる舎) |
|---|
