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ユーロ堅調、ポンド軟調


7月04日

************忙しい人のためのサマリー*********
ユーロ買いが堅調。東京時間はオプション取引がらみに頭を押さえら得たが
ロンドン、NYで1.28台まで上昇。

ユーロは対円、対ポンドでも買い。ユーロポンドでのユーロ買いポンド売りに
ポンドドルは頭が重い。

ドル円は、朝の短観の好結果を受けての円買いも114.10近辺まで
その後はドル買い円売りが優勢。
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昨日の市場、
主役は欧州通貨。

ユーロは基本的に堅調で、
対ドルだけでなく対円、対ポンドでの買いが目立つ動き。
対円での史上最高値更新のほか、
対ポンドでかなり大口のユーロ買いが出てきていた。

ポンドドルは、ユーロポンドでのポンド売りの余波を食らって
頭が重い展開。
PMIの数字がかなり好結果になり、米ISMの数字が弱いなど
指標だけを見るとポンドドルでのポンド買いドル売りが進みそうな状況で
指標直後の動きは、確かにそのとおりなのだが
指標後の動きが落ち着いたあとのポンド売りが強く、
結局NY時間には、ロンドンの高値から100ポイント程度値を落とした水準まで
ポンド売りが進んでいた。

ドル円は、短観の好結果にもドル売り円買いが限定的であったことで
逆に投資家のドル買い円売り安心感が強まり
115円手前まで上昇。
ISMの弱めの数字に売りが出る場面もあったが
114円台後半でNYの引けと、総じて堅調な地合い。

【東京市場】

朝発表された日銀短観の先行き部分が好調な結果となり
ゼロ金利の早期解除期待が強まったことで
発表後に円買いの動きが強まったが、
ドル円が114円台をしっかり維持するなど、
下値しっかり感が強く、
逆に市場に買い安心感を与える結果に。

指標後の円買いが落ち着いた後は
全般的に円安が堅調な流れになった。

ドル円は114円30/40銭から、指標後に114.10近辺をつけたあと
円売りの動きが強まって114.70近辺へ、
その後も114円台半ばとややドル高圏でのもみ合いになった。

欧州通貨は小動き。

動きが面白かったのがAUDの動き、
午前10時半に発表された小売売上高の数字について
直前で強めの数字になるとの思惑が広がり、AUD買い(0.7420近辺⇒0.7440越え)。
結果は、予想を大きく下回る弱い数字で一気に売り込まれ0.7410近辺
その後じりじりと回復して、数字前の水準に。

【ロンドン市場】

ロンドン市場でもドル高円安傾向は継続。
ドル円は115円手前まで上昇する動きを見せた。

今日のNY市場が休場ということもあり
月曜日の時点で休暇を取っている参加者が多く、
指標などへの反応が鈍い。

ロンドン時間に発表された欧州各国のPMI(購買担当者景況指数)は、
総じて好調、
特に英国のPMIはかなりの好結果であったが
反応は鈍いものであった。

ユーロドルの1.2800にあると見られたオプションがらみの売り注文に
欧州通貨全般に
完全に頭を抑えられた格好で
ユーロドルは1.2800近辺から1.2760近くまで下落していた。

しかし、その後日本時間の19時過ぎになって
ユーロを中心に買いが本格化。
ユーロ円で史上最高値圏を越えたところのストップロスを交えた買い。
ユーロポンドに対するヘッジファンドなどからの積極的な買いなどに
ユーロ全般に押上が入り
ユーロドルの1.2800をつける動きになった。

ドル円は、ユーロドルでのドル売りよりも
ユーロ円での円売りに下値を支えられる形で
114円台後半のドル高円安圏でのもみあい。

PMIがポジティブサプライスで、その瞬間だけ買いが出たポンドは、
その後のユーロポンドでのユーロ買いポンド売りに
対ドルでもじりじり値を落とす展開。

【NY市場】

今日の祝日を前に、
すでに参加者が休暇モード。

朝方、ロンドン時間のユーロ買いの調整が少し入ったところで
機能最大の注目であったISM製造業の発表。

ISM製造業の数字は予想をやや下回る弱いもので
若干ドル売りが優勢になったものの
全般に動きは限定的で、市場の反応は鈍かった。

115円手前をトライしていたドル円は
数字を受けて114.50近くまで戻したが
動きはそこまで
その後は114円台後半での推移。

ロンドン時間に1.28をつけたあと1.27台後半に落とされていたユーロドルは
数字を受けて1.2820越えまで達成。

ただ、1.28台での利益確定の動きなども強く
いったん元の1.27台後半に戻されたあと
ユーロポンドやユーロ円でのユーロ買いなどに支えられて1.28近辺の
高値圏での推移になった。

ロンドン時間から頭の重いポンドは、
ISM後の瞬間のポンド買いドル売りの動きも限定的で
その後再びポンド安が進行。
ヘッジファンドなどから大口の売りが入ってきて
ロンドン時間の高値から100ポイント程度安い1.83台後半まで値を落とす展開になった。

【ここからの見通し】

米独立記念日ということで
今日のところは大きな動きが無いと見られる。

気になる材料としては、
今日の日経の一面でもある日本のゼロ金利解除への見通しが強まっている状況の
為替への影響と、
午後3時半ごろからあるFRBバイス理事の講演後の記者会見の席でのコメント程度か
(理事の講演自体は、テーマがキャピタルリスクのため、為替関係の話は無いと思われる)

このところのユーロ高傾向がどこまで続くのかが気になるところだが
代わりにといってはなんだが
海外勢の積極的な売りが続くポンドの影響もあって
ここからの上値攻めにも不安が残るところ。

週後半のECB理事会や米雇用統計をにらんで
様子見ムードの強い展開が続くか。

 

■為替ニュース配信サイト「Klugクルーク」




山岡和雅
やまおかかずまさ

1992年チェースマンハッタン銀行入行
1994年ロイヤルバンクオブスコットランド銀行
(旧ナショナルウェストミンスター銀行)移籍
10年以上インターバンクディーラーとして活躍した後GCIグループに参画。
2005年9月よりGCIキャピタル・シニアアナリスト
(社)日本証券アナリスト協会検定会員
主な著書として「外為投資ネットでらくらく儲かる方法」(すばる舎)