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ポジション調整主体で、ドル買いが目立つ
7月11日
************忙しい人のためのサマリー********
ドルの買い戻しが目立つ展開。
欧州通貨の頭が重く、ポンド売りドル買いが主導で、
雇用統計後のドル売りポジションの調整が入る
ドル円は、ゼロ金利解除の思惑もあってロンドン朝に113.50割れも
その後114円台を回復。
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昨日の市場では、
金曜日のドル売りの調整が目立つ展開となった。
ドル円は、ゼロ金利解除への思惑もあって
東京時間午後からロンドン時間にかけて
113.50割れを試す場面も見られたが
その後値を戻して、114円台前半でNY時間を終えた。
欧州通貨は、ドル円でのドル安にはほとんどつられず、
基本的に頭の重い展開。
欧州時間に入って、
英PPI(生産者物価指数)のうち、市場が反応しやすい
出荷の前月比が予想を下回ったことなどを受けて
ポンド売りが強まったことをきっかけに
ユーロ等にも売りが出て
欧州通貨安が進む展開が見られた。
米雇用統計を受けて
市場ではかなりドル売りポジションがつみあがっており
そうしたポジションの解消の動きが強まった形であった。
【東京市場】
東京時間の間は、円高が目立つ展開になった。
目立った材料が出たわけではなく、
金曜日の米雇用統計の弱い数字を受けて、
ドル円でのドル売り円買いが進んだほか、
今週金曜日の日銀金融政策決定会合での
ゼロ金利解除観測を受けての円買いの動きが強まっていた。
欧州通貨は、対円での売り(円高)と対ドルでの買い(ドル安)にはさまれて
レンジの中での小動き。
【ロンドン市場】
朝方は、東京市場の流れを引き継ぐ形で円買いが進み
ドル円は一時113円50銭を割り込むところまでドル安円高となった。
しかし、その後ポンドの急落をきっかけに
欧州通貨安ドル買いが進む展開となり
ポンドは1.85台前半から1.84台前半へ、
ユーロは1.2800近辺から1.27台前半まで値を落とした。
きっかけになったのは、英PPIのうち
市場での注目度の高い出荷の前月比の数字が予想を下回ったこと。
ただし、コア部分などは予想を上回っており
数字的にはまちまちな結果で
いったん売りが優勢になった後、いったんは持ち直したのだが
その後アジア勢などからの大口の売りを浴びて
1.84台半ばにあったストップを巻き込みながら急落。
ポンド円やユーロポンドでもポンド売りが出る展開となっていた。
【NY市場】
NY市場でもドルの買い戻しが優勢になっていた。
ロンドン時間に下げのきっかけになったポンドは
2月に発表された英エネルギ大手「National Grid」による
米エネルギ会社「Key Span」の買収について
米連邦貿易委員会が買収を認める判断をしたことで
買収費用(73億ドル)に絡んだポンド売りドル買いの思惑から
ポンドドルが1.84台から1.8370近辺へと下げ幅を広げた。
また、ヘッジファンドなどからもポンド売りが出ていた。
この動きでユーロも1.2750を割り込んで
ストップを巻き込み1.2720近辺まで下落。
欧州通貨安ドル高の動きに
ドル円でも買い戻しがじりじりと優勢になって
114円台前半を回復した。
もっとも、午後に入って、欧州通貨売りが落ち着くと
その後市場は短期筋のポジション調整が優勢になり
ユーロが1.27台半ばへ、ポンドが1.84台へと値を戻した。
ただ、ドル円は東京/ロンドン朝の下値トライで
113円台半ばが堅調であったこともあり
短期筋のドル買い戻しがやまず、
じりじりと上値を試す展開で、NY引けはほぼ高値引け。
【ここからの見通し】
下値が思った以上にしっかりしており
ドル円の113.50の下をトライすることに一服感。
また、ユーロの1.28台など、欧州通貨の上(ドル安圏)は
ドル円以上にドル買いがしっかり入っており
動きが出にくい状況にある。
では、ドル買いが非常に優勢かというと
そうでもなく、
どちらかというと様子見ムードの強い市場。
取引量が、8月の半ばの夏枯れの時期を思わせるような
低調なものになっており
新たな水準を試す意欲にかける中、
大きく動いた分の調整が優勢という形。
今日もこうした状況は変わらないと思われ
ドル円は114円台はしっかりながら
戻りも鈍そうで、
基本はレンジ取引か。
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1992年チェースマンハッタン銀行入行 1994年ロイヤルバンクオブスコットランド銀行 (旧ナショナルウェストミンスター銀行)移籍 10年以上インターバンクディーラーとして活躍した後GCIグループに参画。 2005年9月よりGCIキャピタル・シニアアナリスト (社)日本証券アナリスト協会検定会員 主な著書として「外為投資ネットでらくらく儲かる方法」(すばる舎) |
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