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日銀ゼロ金利解除後、円売り広がる
7月17日
************忙しい人のためのサマリー********
「ゼロ金利解除、誘導金利0.25%に引き上げ」は事前の予想通り
追加利上げに対する慎重姿勢や、
票が分かれた公定歩合が0.4%までの引き上げ(少数派は0.5%を主張)等に
円売りが広がった。
東京時間などに時間外市場で、NY原油は78ドル台へ、その後やや値を落としたが
こうした原油、金などの商品市況の堅調さを受け
カナダ、AUDなどの資源国通貨買いが目立つ展開。
ユーロなど、どちらも関係ないところでは、ややドル買いが進行。
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金曜日の注目は、なんと言っても日銀金融政策決定会合。
久しぶりのゼロ金利解除自体は
基本的に織り込まれていたものの
その後の声明や、0.4%にとどまった公定歩合などの状況を受けて
円相場は色々と動きを見せる展開であった。
基本的には、追加利上げに慎重な姿勢などをうけて
円売りが進行し、ドル円は116円台で週の取引を終えている。
ドル円以外で目立ったのは、
東京時間に78ドル台をつけるなど上昇が続く原油市場や
こちらも好調な展開が続く金市場など
商品市場の好調な展開を受けて
これらの市場との相関が強い
カナダやオセアニア通貨等資源国通貨と呼ばれる通貨ペアの買い。
東京朝に102円近辺であったカナダ円が
103円20銭近辺をつける動きをみせていた。
イスラエルとレバノンの対立激化など、地政学的なリスクの上昇が
原油高を呼び、さらに資源国通貨高につながっている面もあると見られる。
【東京市場】
金曜日の最注目材料、日銀金融政策決定会合がらみで
かなりの乱高下を見せる展開となった。
0.25%の利上げはほぼ完全に織り込まれており
市場では、その後の追加利上げ姿勢についての思惑が広がる展開。
朝からの動きは、まず円売りからで、
ドル円は115円台前半からじりじりとドル高円安が進行する流れに。
追加利上げについて、かなり慎重な姿勢が示されるのでは
との思惑が市場で広まったことが背景にあったようだ。
お昼頃、会合終了を目前に控えて取引量が減った際には、
116.00越えのストップを狙って仕掛け的な買いが入る場面も見られたが
その後は、ドル買いも一服して115.70近辺で
日銀金融政策決定会合終了。
日銀金融政策決定会合で
事前の織り込みどおり誘導金利0.25%の引き上げが決まると
瞬間円買いになって、115.40われを試す場面も見られたが
すぐに円売りが優勢になる展開。
誘導金利の0.25%引き上げは全員一致ながら
公定歩合の0.4%への引き上げは6対3で、
残りの3人が主張し、市場も一部で期待していた
0.5%への引き上げとならなかったことが
円売りを呼んだと見られ、
ドル円は再び116円台をつける展開になった。
【ロンドン市場】
日銀金融政策決定会合の結果に対する反応は
東京時間で一服し、
週末前でもあり、動きの難しい展開。
ロンドン朝に、円安を試したドル円は
115円台に戻されて115円台後半での推移。
ユーロドルは1.26台前半での小動きを見せた。
ただし、追加利上げへの慎重な姿勢が目立ったことで
戻りでの円売り基調は続いており
AUDJPY等を中心に、クロス円は堅調であった。
【NY市場】
米経済指標は軟調も、
ドル売りが限定的で、
じりじりとドル高が進行する展開。
米景気に対する減速懸念は残るものの、
金利面などで、ドル買いを志向する投資家が依然強いと見られた。
そうした中、ドル以上に堅調な動きを見せたのが
カナダで、
東京時間に一時78ドル台をつけるなど原油高が進行している状況が
先進国の中で唯一原油順輸出国であるカナダ買いにつながったと見られる。
ドル円は、軟調な指標の発表に115円70銭近辺まで値を落としたものの
その後のドル売りが続かず
逆に下値のしっかり感につながって
116円台に乗せてくる流れとなり
116円台のままで週の取引を終えた。
指標の結果などに反応してのドル買いが続かないのは
ユーロドルも同じで、
そうしたドル買いの強さを受けて、ユーロドルは1.26台前半へ値を落とした。
【ここからの見通し】
米景気の減速感がある中でのドル高進行というのは
なかなか怖いものがあるが
ドル円に関しては、今回のゼロ金利解除後の姿勢が
思った以上に軟調であり、早期の追加利上げは難しそうであることも有り
下値しっかりという展開が続くか。
ユーロなどに対するドル買いはどこまで続くのかは
疑問が残るところで、
そうした意味ではクロス円での買い基調も続いてきそうだ。
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1992年チェースマンハッタン銀行入行 1994年ロイヤルバンクオブスコットランド銀行 (旧ナショナルウェストミンスター銀行)移籍 10年以上インターバンクディーラーとして活躍した後GCIグループに参画。 2005年9月よりGCIキャピタル・シニアアナリスト (社)日本証券アナリスト協会検定会員 主な著書として「外為投資ネットでらくらく儲かる方法」(すばる舎) |
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