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地政学リスクがドル高を呼ぶ
7月18日
************忙しい人のためのサマリー********
地政学リスクの高まりなどを背景にドル高基調が続く
東京がお休みで実質的な週明け市場となったロンドンの朝に
ドルが大幅高、その後の戻りも少なく、ドル高値圏でのもみあい。
イスラエルの病院にロケット弾が打ち込まれるなど
中東の緊迫続く。
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東京市場がお休みの週明け月曜日のマーケットは
ドル高一色の展開。
米雇用統計以降やや弱まっていたドル金利の先高観が
再び強まる傾向を見せていることや
イスラエルとレバノンの対立激化を受けて
地政学リスクの高まりが投資資金の米国還流を促していることなどが
ドル高につながっていると見られる。
米指標にたいしては、鉱工業生産など強めの数字には反応
弱めには無視と、自愛の強さを感じさせる展開。
ドル円は117円台と3ヶ月ぶりのドル高円安圏に。
【アジア市場】
日本が休日で参加者が少ないこともあり
基本的に様子見ムードが強い展開となった。
ドル円は116円台前半
ユーロドルは1.26台前半での小動き。
ロンドン・欧州勢の参加まで動きにくいといったところ。
【ロンドン市場】
実質的な週のスタートとなったロンドン市場では
ドル買いの勢いが強まる展開となった。
先週から続く、イスラエルとレバノンとの対立激化による
地政学リスクの上昇が、
久しぶりの有事のドル買いにつながっていること
金や原油などの商品価格の上昇、世界的な株の下落などを受けて
投資資金が米国への還流を起こしていることが
背景にあると見られる。
ロンドンの朝から対欧州通貨を中心にドル高が進み
ユーロは1.2600を割り込んでストップを巻き込み
1.25台半ば割れまで急落、
ポンドは1.83台後半から1.82ちょうど近辺までポンド安ドル高が進行した、
ドル円も、こうした対欧州通貨を中心としたドル買いの流れにつられて
116円台前半から、これまで頭を抑えていた半ばを超えて116円台後半まで買いが進んだ。
東京朝の英国ライトムーブ住宅価格、
東京午後6時発表のユーロ圏の鉱工業生産などの好結果は
こうしたドル買いの勢いの前に完全に無視された形となった。
ロンドン朝のドル急騰の後は
勢いが落ち着いたものの
戻りはほとんどなく、
ドル高値圏でのもみ合いを続け
ドル円は117円台をつける動きを見せた。
【NY市場】
NY時間に入っても、
基本的にはドル買いの流れは変わらず。
ロンドン朝に大きく動きすぎたこともあり
新規のドル買いには慎重な面も見られたが
何せ戻りがほとんど見られずという展開だったこともあり
じりじりとドル買いが進んでいた。
ドル円は117円台に定着する動きをみせ
117円台前半でもみあい、
ユーロドルは1.25代前半でのもみあい
ポンドドルは1.82ちょうどばさみのもみあいとなった。
NY連銀の弱めの数字への反応は限定的で
ドル高の地合いの強さを感じさせる。
鉱工業生産の強めの数字へは限定的ながら反応し
買われやすい展開が続いた。
ドル円は鉱工業生産がらみで117.20越えをつける場面が見られた。
地政学リスク関連では、
イスラエルの首相から、正面衝突を望んでいない旨のコメントなどもあったが
イスラムシーア派組織ヒズボラのロケット弾が
イスラエルの病院に打ち込まれるという事件もあり、
依然として緊迫ムード。
【ここからの見通し】
基本的にはドル買いの流れが続きそう。
世界的な株式市場の弱さなどが
投資家の手元流動性確保の動きにつながり
資金が本国還流を起こしている。
世界の投資資金は、ドル建てが圧倒的なため
結果的にはドル買いが進むという動き。
こうした傾向はとりあえずもう少し続きそうで
ドルの地合いが強い流れになりそう。
ドル円は116.50近辺は下値のサポートになってきそう。
ユーロドルは1.25台後半から売りが出ている。
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1992年チェースマンハッタン銀行入行 1994年ロイヤルバンクオブスコットランド銀行 (旧ナショナルウェストミンスター銀行)移籍 10年以上インターバンクディーラーとして活躍した後GCIグループに参画。 2005年9月よりGCIキャピタル・シニアアナリスト (社)日本証券アナリスト協会検定会員 主な著書として「外為投資ネットでらくらく儲かる方法」(すばる舎) |
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