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雇用統計が市場の予想を下回り、ドル売りが進行
8月7日
************忙しい人のためのサマリー********
雇用統計が市場の予想を下回り、ドル売りが進行。
もともとの市場予想の中心値を上回るとの見方が
直前に広がっており、下落を加速させた。
ドル円は115円台から一時113円台を試す動き
引けも114円台前半と、ドル安進行が目立った。
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おもいっきり、雇用統計の予想をはずしてしまいました。
なんで、あそこまで悪い数字が出るかな…。
これまで低水準だった失業率も
0.2%の上昇を見せており、
米労働情勢の悪化から
利上げ打ち止めが近いという見方が広がっても仕方の無いところでしょう。
さて、今週はどうなりますか。
では今週の宜しくお願いします
本題です。
金曜日の市場は、
予想よりも悪化した米雇用統計、
非農業部門雇用者数の数字を受けて
ドル売りが一気に強まる展開を見せた。
ドル円は、それまでの115円台から
一時113円台を試すところまでと大きく下落、
ユーロやポンドに対してもドルは大きく売り込まれており、
ドルの全面大幅安の状況。
雇用統計を受けて、米利上げの打ち止め観がかなり強まっており
ドル売りにつながったと見られる。
ポンド、ユーロが今週利上げを行い
今後も利上げ傾向が継続することが期待される中で、
他の主要通貨との金利差縮小傾向が懸念されたと見られる。
【東京時間】
夜に米雇用統計を控え、様子見ムードの強い展開を見せた。
前日のサプライズであったBOE(英国中銀)の利上げ
こちらは、利上げ自体は予想通りであったものの、その後の声明が強気で
やはり買いを呼んだECBの利上げの影響もあって
クロス円が堅調な状況は続いており、
ドル円も115円台でしっかりという状況が続いたが、
上値を試すだけの勢いは見られなかった。
利上げを受けて海外市場で上昇したユーロやポンドも
東京時間中は落ち着いた取引であった。
【ロンドン時間】
午後9時半の米雇用統計を前に
基本的に様子見ムードが続いた。
そうした中、動きを見せたのが、
米国に先駆けて午後8時に雇用統計が発表されたカナダ。
予想の2.35万人増に対して、0.55万人減というかなり悪い数字
(米国などに比べて、雇用者数全体が少ないため、この差はかなりインパクトのある数字)
この数字を受けて、ドルカナダでのドル買いカナダ売りが進んだ。
その他の通貨は基本的に様子見。
ただ、市場では事前の専門家予想の中心値である14.5万人前後よりも
強めの数字が出るのではとの期待がたかまっていたこともあり
基本的にはドルしっかりという展開で、
ドル円も一時115円台半ばをトライする場面も見られた。
【NY時間】
注目の雇用統計は、
予想の14万5千人前後に対して、
11.3万人と、前回(12.4万人)さえも下回る
かなり弱めの結果。
事前に、もう少し強くなるのではという期待が高まった反動もあり
ドルは一気に売り込まれ
ドル円は115円台からすぐに114円台前半へ、
前回の下げ時に下値を支えた114円台前半の水準では
いったん下げ止まりの動きも見せたものの、
114円台半ばからが重いという、戻りが鈍い展開が続き、
その後113円台をトライする場面すら見られた。
もっとも、週末前ということもあり
その後はポジション調整に値を戻す動きが見られ
114円40銭前後で週の取引を終えた。
3ヶ月連続でかなり弱い結果となった米雇用統計を受けて
米国の利上げ期待がかなり後退してきており
今週のFOMCでの利上げ打ち止め期待が強まったことからの
ドル売り進行と見られた。
また、前日に利上げを決めた欧州通貨に対する金利差縮小懸念からの
欧州通貨買いドル売りの動きも強く、
ユーロやポンドは軒並みの大幅上昇(ドル下落)
特に前日にまさかの利上げを決めたポンドは
ただでさえ上昇していたところに
さらに追い討ちをかける形のポンド高ドル安になり
節目と見られた1.9をあっさり抜けて、
2005年4月以来となる1.91台をつける動きを見せていた。
【ここからの見方】
8日夜に、FOMC本番を控えて
週の最初はやややりにくいところ。
金曜日の雇用統計後に米金利上昇の打ち止め観測が強まっただけに
ドル売り圧力が続きそうだが、
更なる下値の押しには慎重な見方もある。
短期筋を中心にある程度のポジション調整のドル買いも期待されることから
ある程度値幅のあるもみあいの中でドルの頭は重いという展開か。
ドル円は、再び113円台を試せるか、また維持できるかがポイントか、
あっさり抜けてくるようだと、もう一段のドル安円高進行か。
戻りのポイントは、115円台を維持できるかどうか。
他の通貨も基本的にはドル円と状況は変わらず、
FOMCに向けてドル売り圧力は続くものの
あまり突っ込んだ動きはやりにくいか。
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1992年チェースマンハッタン銀行入行 1994年ロイヤルバンクオブスコットランド銀行 (旧ナショナルウェストミンスター銀行)移籍 10年以上インターバンクディーラーとして活躍した後GCIグループに参画。 2005年9月よりGCIキャピタル・シニアアナリスト (社)日本証券アナリスト協会検定会員 主な著書として「外為投資ネットでらくらく儲かる方法」(すばる舎) |
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