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米再利上げ期待がかなり後退、ドルは全面安に
8月16日
************忙しい人のためのサマリー********
米PPIは驚きの弱い数字、前月比コアはマイナスに。
数字を受けて、先週の小売売上の好結果以来の
米再利上げ期待がかなり後退、ドルは全面安に。
PPIまでは、お盆とあって参加者も少なく、レンジ内での動き。
英HICPは前月比弱めで、一時ポンド売りも、その後の米PPIの波に
動きは打ち消される。
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昨日の市場では、
注目の米PPIの数字が
コア前月比でマイナスになるなど
かなりインパクトのある弱い数字となり
ドル売りが広がる展開となった。
数字までは、お盆の時期で参加者が少ないこともあり
上下の振幅はそれなりに見られるものの
方向感にやや欠ける展開。
ドル以外の材料としては、
英HICPが前月比で予想を下回る弱めの数字となり
一時ポンド売りを呼んだが、
より注目度の高い前年比の数字が
予想通り強い数字であり、
依然インフレターゲットの上限を上回っていることから
下値進行を止められ、その後米PPIを受けてのドル売りに
ポンドドルでもポンド高ドル安が進行して
HICP後の動きは打ち消された。
【東京時間】
レンジの中での動きとなった。
ドル円は朝早くからややドル売りが目立ち、
9時半ごろには116円台半ばを割り込む動き。
前日の海外時間での116円台後半の重さを嫌気して、
短期筋から売りが出たほか、
米国債の償還に絡んだ円転の動きが出ていた。
お盆ということで、ゴトウ日といえども仲値のドル買いは
それほどでもなかったが
仲値後、欧州通貨なども巻き込んだドル買いがでて
ドル円は116円台後半に戻す動き。
もっとも、上値での売りも健在で
大きな動きにはならずであった。
欧州通貨は、午前10時過ぎにいったん対ドルで売りが出て
やや値を落としたものの
その後値を戻し、こちらもレンジ取引。
目立った材料が出たわけではなく、
ポジション調整が中心の動き。
【ロンドン時間】
ドル円は行って来い。
東京市場でも116円台後半が重いということで
ロンドン勢は朝から売り攻勢を強め
東京の安値を割り込んで116円20銭近辺を試す動きを見せたが
その後米PPIなどを控えて、
ドルの買戻しが出て、116円台後半に値を戻した。
注目のHICPが発表された英国は
前月比の数字が予想の0.0%を下回る−0.1%となり
ポンド売りが出る展開。
もっとも、より注目される前年比の数字が予想通り2.4%と高水準で
インフレターゲットの上限である2.0%を
依然上回っていることなどから
下値を支える動きも見られた。
ユーロは基本的にはもみ合い。
ポンドの売りには同調を見せず、
NY朝のPPI待ち。
【NY時間】
注目のPPIの数字は、
軒並み予想を大きく下回る弱い数字。
コアの前月比にいたってはマイナスとなっており
市場へのインパクトのある結果となった。
ドルはこの結果を受けて
素直に全面安。
PPIの後に発表された
NY連銀景況指数も予想を大きく下回り
ドル売りに安心感を与える結果となり
ドル円は116円台後半から116円を割り込むところまで下落を見せた。
HICPの数字の弱さに
一時1.88台半ばに値を落としていたポンドは
1.89半ば越え、
ユーロは1.28台での取引。
その後、もうひとつの注目材料、
対米証券投資も発表され、かなり強い数字となったが
PPIのインパクトもあって、
ドル売りの流れを止めきれず、
ドルの重さが目立つ展開が続いた。
【ここからの見方】
先週の米小売売り上げで高まった
米国の再利上げ期待が、今回のPPIで結構しぼむんでしょうね。
それだけのインパクトのある数字だと思われます。
基本的に、利上げの理由はインフレを抑えることにあるわけですから
今日のCPIも同様にかなり弱めの数字となってくるようだと
利上げの理由がなくなってきます。
一時膨らんだドル買い期待も、
これで一段落でしょうか。
お盆&海外勢の夏休みの時期ということで、
参加者が少なく、
今のところ動きが落ち着いては見えますが
トレンドが変化してきたとすると、
お盆明けの来週あたりの下トライを意識した動きが
必要になりそうです。
115.50を割り込むようだと要注意。
逆に50を割り込めなければ
下値しっかり感が出るかもしれませんが。
一応、今のところ115円台後半は
買いがしっかりといるそうです。
日本の年内利上げ期待の後退がどこまで
ドル円、クロス円を支えきれるかでしょうか。
個人的には、円売りをするならば、
対ドルではなく、クロスの方がしっくりきますが。
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1992年チェースマンハッタン銀行入行 1994年ロイヤルバンクオブスコットランド銀行 (旧ナショナルウェストミンスター銀行)移籍 10年以上インターバンクディーラーとして活躍した後GCIグループに参画。 2005年9月よりGCIキャピタル・シニアアナリスト (社)日本証券アナリスト協会検定会員 主な著書として「外為投資ネットでらくらく儲かる方法」(すばる舎) |
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