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東京、ロンドンの下げをNYで戻す
8月18日
************忙しい人のためのサマリー********
東京、ロンドンの下げをNYで戻す。
大きな材料は見られず、ポジション調整が中心の動き。
下げは、前日のCPI後のドル金利の上昇打ち止め観の
強まりが背景。
フィラデルフィア連銀指数の強い数字などが
ドル買戻しの一応のきっかけ。
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昨日はいわゆる行って来いの展開となった。
特に、節目と見られた115.50をロンドン時間に割り込んで
115.20近辺まで大きく値を下げたドル円が
その後116円台の回復を見せるなど
ドル円での振幅が目立つ展開。
ただ、特に大きな材料が出たわけではなく、
ポイントを超えて短期筋を中心に
ドル売りに回った投資家が増えたところに
NY時間に戻しがはいったという形で
ポジション調整などの動きが中心であった。
ほかに目立ったのは、AUD安で、
米CPIの結果発表後、
一事大きく買い進まれたAUDUSDが
米国勢などの大きな売りに
値を崩した形。
【東京時間】
基本的に落ち着いた展開。
前日の米CPIの弱めの結果を受けて
米金利の据え置き期待が強まっており
ドルの頭は重いものの、
積極的に下値を試すというところまでにはいたらず、
ドル円で、朝方115円台半ばを試したものの
50をつけきれず、かといって戻りも鈍くという展開で
ドルの安値圏でのもみ合いとなった。
ドル以上に値を落としたのがAUD
NZDのインフレ懸念の高まりを受けた再利上げ期待などで
オセアニア投資におけるNZDの比率が高まり、
AUD投資がやや落ち着くのではとの見方に、
週平均賃金の落ち込みなどが加わって
米CPI後の米ドル全面安時に積みあがった
AUD買いUSD売りのポジションの調整が入った。
【ロンドン時間】
ロンドン時間に入ると、
ドル売り、円買いの動きが強まった。
きっかけはクロス円での円買い。
本邦の機関投資家から
外債投資の円転に絡んだ外貨売り円買いの取引が
多数持ち込まれたことから
ポンド円が219円を割り込むなど
円がほとんどの通貨に対して円高傾向になる動きを見せた。
この動きの中で、東京時間に下値を支えた
ドル円の115.50割れを記録。
重要なポイントと見られた115.50を割り込んだことで
ヘッジファンドなど海外大口投資家からの
ドル売りが大量に持ち込まれ
115.20近辺までの大幅な下落を記録する動きとなった。
ドル円のこうした動きに、
他の通貨でもドル売りの流れがやや強まり、
ユーロドルが1.28台半ばから後半へと上昇するなど
ドルはいったん全面安基調に。
ただ、欧州通貨は、ロンドンの朝に出た小売売り上げの数字が
予想を下回ったことで、
ポンド売りを中心に、欧州通貨全体に売りがでる展開。
東京時間から売りが目立ったAUDも、
ドル売りが一段落した後は、
AUD売りドル買いの動きが目立つようになり
結果的に円の全面高とも言える展開であった。
【NY時間】
ドル安、円高の流れはどこにやら、
NY時間は、一転、こうした流れの調整の動きが鮮明になり
ドル円が116円台を回復するなど
大きく値を戻す展開となった。
115.00を割り込みきれなかった動きに、
115.50を回復、その後も戻りが続く展開に
115.50割れで売りに回った投資家からの
損ぎりの動きが強まる形で
結局東京時間の高値まで越えて116円台を回復と
一日をかけて行って来いの展開であった。
フィラデルフィア連銀指数のかなり強めの数字や
ダラス連銀フィッシャー総裁の
インフレを鞄の外に置くことは出来ない発言なども
ドル買いを呼ぶ形となったが
基本的には、こうした指標や発言に反応したというよりも
115.50を割って、ショートに行き過ぎた分の
調整が入ったという形であった。
【ここからの見方】
かなり方向感を見出すのが難しい展開。
115.50割れを果たし、しっかりとその下をやったにもかかわらず
その後値を戻したという展開は
基本的にはドルの底堅さを印象付ける展開。
ただ、上値を更新して上昇しているわけでもなく
基本的にはあくまで行って来いの展開であるため
買い安心感が生まれるほどではない。
基本的には様子見が継続か。
お盆休みが本格的に明ける
来週月曜日以降に期待したいところ。
上値は116.80を意識したい、
下値は115.50を割り込んだので、
115.00割れまで目立ったポイントは無い。
ただ、今日の東京などであっさり115.50を割り込んだときは要注意。
他の通貨、ユーロも今一方向感が無い。
ただ、ポンドが、
一連の経済指標の結果の弱さや
前回のMPCでの議論がハト派であったことをうけて
再利上げの期待がしぼんできたことで
ポンド売りの動きが強まっており、
ポンド安が主導で、欧州通貨全体が重くなる可能性もある。
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1992年チェースマンハッタン銀行入行 1994年ロイヤルバンクオブスコットランド銀行 (旧ナショナルウェストミンスター銀行)移籍 10年以上インターバンクディーラーとして活躍した後GCIグループに参画。 2005年9月よりGCIキャピタル・シニアアナリスト (社)日本証券アナリスト協会検定会員 主な著書として「外為投資ネットでらくらく儲かる方法」(すばる舎) |
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