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中国の突然の利上げを受けて、一時円高が進む


8月21日

************忙しい人のためのサマリー********
中国の突然の利上げを受けて、一時円高が進む。
ドル円で115円半ばを瞬間割り込む動き。

もっとも、基本的にはドルは底堅く、その後値を戻す。

金利据え置き期待が強まってきたポンドは、やや頭が重い。
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金曜日の市場は、
中国の利上げ報道などに円高が進む場面も見られたが
結局は値を戻し、
基本は、材料出尽くし+週末前ということで
様子見ムードの強い展開になった。

ドル円は、116円バサミの東京時間から
中国利上げで115円台前半、しかしその後値を戻して
米経済指標の弱さにも反応は限定的と
底堅さの目立つ展開であった。

欧州通貨も落ち着いていたが
利上げ期待が後退しているポンドは、やや軟調地合いであった。

【東京時間】

早朝はいった北朝鮮の地下核実験がらみのニュースに
市場は瞬間円売りの反応を見せるが
オセアニア時間という一日の中でもっとも参加者が少ない時間帯ということもあり
一瞬の動きの後が続かない。

また、地政学的リスクに敏感な海外勢は、かなり意識したニュースながら
日本勢からの目だった動きが見られなかったため、
その後は落ち着いた展開となった。

CPI、PPIとビッグイベントが終了し、
その後の調整も入って、
とりあえずの材料出尽くし感もひろがっており
様子見ムードの強い展開であった。

ドル円は116円バサミ、ユーロは1.28台前半での動き。

【ロンドン時間】

ロンドンの朝方(日本時間午後6時半ごろ)に、
中国の突然の利上げ発表があり
市場を驚かせた。

取引に制限のある人民元での動きが出せない分
アジア通貨つながりで、円買いが広がる動きとなり
ドル円は115円台後半から半ば割れに。
クロス円でも円買いの動きは強く、
小幅ながらユーロ成立後の高値を更新していたユーロ円が
149円手前の高値から148円台前半に。
もともと金利上昇期待の後退から売りの目立つポンドは
217円台半ばへと売り(円高)が進行した。

円高の動きが一服すると、
今度はドル買いの動きが優勢になり
ドル円は行って来いの動きに。
欧州通貨も対ドルで軒並み売り(ドル高)が出て、
ユーロドルが1.28割れとなるなどの動きが見られた。

【NY時間】

ミシガン大学景況感指数(ミシガンセンチメント)が
予想を下回ったことで、
ドル売りが出る場面が見られたが
動きは限定的。

ドル円は、この材料では115円台半ばにもドル安円高進行が進まず
ドルの底堅さが印象付けられる展開。

もっとも、上値追いも限定的で基本的には
週末を前にしたレンジ取引という様相。

ロンドン時間に進んだ、対円、対ドルでの欧州通貨の売りも
クロス円を中心にポジション調整の買戻しが入り
こちらも結果的には
レンジ内での上下動という印象。

原油先物が落ち着いてきている状況などから
原油との関連の深いカナダドルが
(カナダは先進国で唯一原油の産出国であり、原油高=カナダ高になりやすい)
軟調な展開を見せていた。

【ここからの見方】

今週は、目立った指標の発表もなく、
動きが出にくい時期である。

基本的にはドルの底堅さに対する印象が強く、
ドル円などは買いを意識する向きが多そう。
ただ、上値攻めにはそれなりに苦労しそうで
高いところを買いたくはないのが本音。
下値でうまく拾いたいところ。

欧州通貨はまちまちか、ユーロはやや重いが
下値では買いも見えていた。
一方ポンドは、ここにきて急速に金利据え置き見通しが広がっており
ポンド安となりやすいところ。
ただ、先週ある程度金利がらみで動きをやった分、
下値からは調整もありそうだ。

■為替ニュース配信サイト「Klugクルーク」




山岡和雅
やまおかかずまさ

1992年チェースマンハッタン銀行入行
1994年ロイヤルバンクオブスコットランド銀行
(旧ナショナルウェストミンスター銀行)移籍
10年以上インターバンクディーラーとして活躍した後GCIグループに参画。
2005年9月よりGCIキャピタル・シニアアナリスト
(社)日本証券アナリスト協会検定会員
主な著書として「外為投資ネットでらくらく儲かる方法」(すばる舎)