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Ifo景況感指数でユーロ全面高も、上昇分を全て戻す

8月25日

************忙しい人のためのサマリー********
注目のIfo景況感指数は、予想を上回り、ロンドン時間にユーロ全面高
その後NY時間に入って、強力なポジション調整に、上昇分を全て戻す。

ドル円は、基本的に蚊帳の外で116.30/50を中心にした取引に終始。

中古住宅販売の落ち込みもあって注目された新築住宅販売の数字は
ある意味予想通り弱めの数字であった。住宅関連の弱さは
織り込み済みとして市場の反応は薄く、
逆に下値しっかり感を印象付けて、その後のユーロ円買いにつながった。
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昨日最大の注目であったIfo景況感指数
(Ifoはドイツの経済研究所の名前、6大経済研究所のひとつ)
の数字は、市場の期待とは逆に予想を上回るものとなり
一気にユーロの買戻しが入る展開。

しかし、その後NY時間に入ると
一点ユーロ売りドル買いが優勢な展開と
方向感にかける動きを見せた。

クロス円は、ユーロ円の150円乗せ失敗感が強いこともあり
ポジション調整の売りが優勢な動きで
Ifoの後149円台まで買いが進んだユーロ円が
その後148円台に戻されての動きになるなど
最終的には頭が重い展開となった。

【東京時間】

ドル円は基本的に小動き。
116.30/50でのもみ合うとなり
方向感にかける展開となった。

欧州通貨の頭が若干重かったこともあり
クロス円ではやや売りが優勢。
150円乗せに完全に失敗した形のユーロ円が
高値で買いに回ってしまった短期筋からの投げなどもあり
148円台半ばまで下落、
220円台で堅調であったポンド円も
219円台に値を落とす場面が見られた。

もっとも、
市場ではロンドン朝のIfo景況感指数待ちというムードも強く
下値からの売りには慎重な姿勢も見られた。

そうした中で東京時間に最も目立ったのは
NZDの売り。
日本時間午前7時45分に発表されたNZ貿易収支の数字が
予想(4.5億NZD赤字)を大幅に上回る7.5億NZDの赤字となり
対ドル、対円で売り込まれた。

【ロンドン時間】

ZEW景況感指数が予想を大きく下回って弱かったことで
注目度が高まったIfo景況感指数は
予想の104.8に対して、若干強めの105.0
前回の105.6に比べるとやや低いとはいえ
ZEWがめちゃくちゃに悪かったことで
今回のIfoでは、予想をどの程度下回るかが注目されていただけに
予想よりも強めの結果ということで
一気にユーロが進む展開。

数字を受けてユーロドルは1.27台半ばから1.28台乗せ
ユーロ円は149円台に乗せる動きを見せた。
また、ポンドやスイスなどの他の欧州通貨に対しても
ユーロ買いが進む動きがみられ
ユーロは全面高の様相であった。

その後も堅調な動きを見せるユーロであったが
ユーロ円の149.50手前に売りに頭を抑えられるなど
高値圏からの一押しには慎重な姿勢を見せるまま
NY待ちとなった。

対ユーロでは売りが見られたポンドなど他の欧州通貨は
対ドルでは買いが見られる展開であった。

【NY時間】

ロンドン時間のユーロ買いに対して、
強烈な調整が入り
動きが完全に取り消される動きに。

米新規住宅販売の弱めの数字などに
目立った反応は見られず
ドルのしっかり感が印象付けられたことが
短期筋のポジション調整を誘ったと見られた。

1.28台半ばを試していたユーロドルは
1.28をしっかり割り込み
数字前の1.27半ば手前まで売りが進む展開。
149円台半ばをトライしていたユーロ円は
148円台半ばをトライする動きを見せた。

ドル円は基本的には蚊帳の外。
ユーロ円での円買いとユーロドルでのドル買いに挟まれ
方向感を出しにくく、
116円台前半から半ばにかけての動きとなっている。
ユーロドルを初めとする欧州通貨売りドル買いの勢いが
NY時間には強かった分、レンジの中では高値圏となる
116円台半ば手前でのもみ合いが中心となった。


【ここからの見方】

ユーロ円がもう少し高いところにいると
オプションがらみで150円に近いところの神経質な動きが
期待できたのだが
148円台からではやや遠すぎか。

注目したいのは、朝一の日本のCPIの数字。
コア部分の数字が予想を上回ってくるようだと
現状でかなり後退している年内再利上げ期待も
再び首をもたげるか。
コア前年比が予想の0.5%前回の0.6%を上回ってくるようだと
注意したいところ。

数字が予想と変わらなければ
やや材料不足感が広がりそう。

ただ、昨日のIfoが一段落した後のドル買いを受けて
ドルの下値しっかり感が広がっており
ドルが安くなったところでは買いが出そうな展開ではある。

■為替ニュース配信サイト「Klugクルーク」




山岡和雅
やまおかかずまさ

1992年チェースマンハッタン銀行入行
1994年ロイヤルバンクオブスコットランド銀行
(旧ナショナルウェストミンスター銀行)移籍
10年以上インターバンクディーラーとして活躍した後GCIグループに参画。
2005年9月よりGCIキャピタル・シニアアナリスト
(社)日本証券アナリスト協会検定会員
主な著書として「外為投資ネットでらくらく儲かる方法」(すばる舎)