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日本のCPI受けて円は全面安

8月28日

************忙しい人のためのサマリー********
日本のCPI受けて円は全面安

ドル円は117円台前半、ユーロ円は149円台後半
ポンド円は1998年来となる221円台半ばへ。

CPIの弱めの数字に、日本の再利上げ期待が後退、
他国との金利差拡大懸念などに円売りとなった。
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円安進行が際立つ展開となった。

きっかけとなったのは
東京朝に発表された日本のCPIの弱めの数字。
今回から算出基準が一部変更され
従来のものよりも少し弱めに出るとは言われていたが
それを考慮した予想よりもさらに弱いと言う結果に
日本の再利上げが遠いと言う見方が広がり、
円売りを呼ぶ形となった。

目だった欧米の指標がない中
海外勢も日本のCPIを材料として捉えており
ドル円は、116円台半ばから117円台半ばを伺うところまで
上昇する動きを見せた。
また、ポンド円が1998年来となる221円台半ばまで上昇するなど
円全面安の展開であった。


【東京時間】

東京の朝に発表されたCPIの数字が
予想を下回る数字となり、
円売りを呼ぶ展開となった。

116円半ばの水準でCPIを迎えたドル円は
発表直後に60越え、
いったんは値を戻したものの
その後再び円売りが目立つ展開となって
116円台後半での動きを見せた。

ユーロ円ポンド円などクロス円も
基本的には円売りが進む展開で、
円は小幅ながら全面安となった。

ユーロドルなど、対ドルの通貨ペアは小動き。

【ロンドン時間】

ロンドン時間に入ると、東京時間の円安傾向が加速した。

海外勢が本格参加してくる日本時間午後3時すぎに
ドル円はそれまでの116円台後半から一気に117円台のせまで上昇。
その後は117円台をしっかり維持する展開となり
円安傾向が際立つ形となった。

クロス円も、円安傾向継続で
ポンド円は1998年来の221円台に乗せる展開を見せた。
150円乗せが意識されるユーロ円も、
149円台後半まで上昇。
本邦からの投資信託に絡んだ外貨買いの需要が入っていると見られた。

対ドルでの動きはそれほど派手なものではなく、
ポンドとカナダの堅調さがやや目立った程度。

【NY時間】

目立った材料のない中、
東京、ロンドン時間の円安傾向が維持された。

ドル円は117円台前半での推移が続く展開。
何度か50越えを狙いに行く場面も見られたが
材料不足の中、高値を買い込むだけの勢いにかけた。
ユーロ円が150円の壁に跳ね返されて
頭を押さえ込まれたことも
ドル円、クロス円全体の高値を抑えた。

ドル円の117円台半ば越えに失敗して
ポジション調整から117円ちょうど手前まで売り込まれて
また値を戻すなど
レンジ内で振幅はそれなりに見られ
神経質な展開ではあったが
総じて円売りが優勢な流れであった。

【これからの見通し】

米雇用統計やFOMCの議事録など
色々と材料があるだけに
なかなか難しいところではあるが
基本的には円安傾向が継続という見方が大勢か。

日本の再利上げについて、
経済指標など周りの環境がなかなか厳しいという状況が
円売りに安心感を与えているようだ。

現状では、数千本とも言われるユーロ円での150円の売りを
超えて上昇する場面が見られれば
ドル円ももう一段の高値を見せるか。


■為替ニュース配信サイト「Klugクルーク」




山岡和雅
やまおかかずまさ

1992年チェースマンハッタン銀行入行
1994年ロイヤルバンクオブスコットランド銀行
(旧ナショナルウェストミンスター銀行)移籍
10年以上インターバンクディーラーとして活躍した後GCIグループに参画。
2005年9月よりGCIキャピタル・シニアアナリスト
(社)日本証券アナリスト協会検定会員
主な著書として「外為投資ネットでらくらく儲かる方法」(すばる舎)