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注目のFOMC議事録は、市場の期待よりもハト派な内容
8月30日
************忙しい人のためのサマリー********
ユーロ円はロンドン時間に節目の150円を達成。
その後は達成感から売りが出て、149円台半ば割れまで調整。
ポンド円の売りも目立ち、クロス円のポジション調整が入っていた。
注目のFOMC議事録は、市場の期待よりもハト派な内容。
発表後ドル売りがやや進行。
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節目であったユーロ円の150円をロンドン時間に達成。
市場はこれで完全に達成感が広がり
その後は調整が優勢になる展開で
149円台前半まで値を落とすなど
ユーロ円の動きが最も目立つ展開となった。
前日に1998年以来の222円台をつけたポンド円も
さすがにやりすぎ感が広がっており、
東京時間からポジション調整が優勢な展開。
ドル円もこうしたクロス円の動きに値を落とす動きを見せた。
117円台を維持できずに
116円台に値を落とすと、
クロス円の売りにその後も頭が重く推移、
116円60/70銭近辺まで売りが進んだ。
その後NY時間に入って、一旦は117円近辺に値を戻したものの
昨日最大の注目材料、
FOMC議事録が、インフレ圧力の緩和など
今後の金利見通しについてややハト派な内容となり
ドル売りが進み
それまでの安値を割り込んで売り込まれたが
116.50は堅く、その後もみあい。
クロス円の売りに、上値が重かった欧州通貨も
FOMC議事録を受けて、
若干買い(欧州通貨買いドル売り)が優勢になるも
動きは限定的。
【東京時間】
ドル円、クロス円ともに頭の重い展開。
NY夕方から東京の早朝にかけては
ドル買いの注文などが目立ち、
ドル円も117円台でしっかりとしていたものの
東京勢が本格参加する午前9時ごろから
ドル売り欧州通貨売り円買いが目立つ展開となった。
特に目立った材料が出たというわけではなく、
やや買われすぎ感のあったポンド円の222円台からの調整が入ったこと、
節目の150円を崩しきれないユーロ円(高値149.97近辺)の状況を受け
150円越えを目指して買い進んできた短期筋が
いったんポジションを軽くしてきたこと
などが円高の原因と見られた。
ドル円も117円台を維持できずに売りが優勢となり
ポジション調整も絡んで116.60台まで下落した。
ポンド円は221円70銭近辺とこちらも大きく下落、
ただ、150円を超え切れなかったユーロ円は
戻りも149.70近辺までと落ちも鈍い印象。
【ロンドン時間】
ロンドン勢が本格参加してきて
ユーロ円の150円乗せの動きが活発になった。
ドル円、ポンド円の落ちに比べてユーロ円の下落が限定的に見えたことも
上トライに安心感を与え、
ロンドン勢が本格参加後一時間ほどで
ついに150円乗せに成功。
ユーロ円の史上最高値を更新した。
しかし、市場ではこれで完全に達成感が広がり
その後は一転ユーロ円の売りが優勢に。
休日明けの市場で、欧州勢からユーロスイスやユーロポンドなどの
欧州通貨クロスの売りが入ったこともあって
ユーロ円の落としは勢いを強め
東京時間の安値を下回って149円台半ばまで値を落とす形となった。
高値近辺で谷垣財務相から、
ユーロ相場を注意してみていきたい旨の発言があったことも
ユーロ買いムードの一転に一役買った形。
ユーロドルも、こうしたクロスの売りに値を落とす展開。
ドル円はユーロ円に頭を抑えられて116円台後半での値動き。
対ドル通貨に関しては、NY午後の
FOMC議事録発表を待ちたいというムードもあった。
【NY時間】
NY時間午後二時に発表されたFOMC議事録までは動きがとりにくい展開で
ドル円の116円台後半、ユーロドルの1.27台後半などでの動きが中心。
ユーロ円の調整はさらに進み、149円台半ばを割り込んで
149円台前半まで下落。
注目の議事録は、インフレ圧力の緩和のコメントがあるなど
ヤヤハト派的(金利に弱気)な印象。
発表前後はなぜかやや買いが優勢になったが
その後はドル売りが優勢となり、
ドル円が117.00から116.60割れまで下落するなどの動きを見せた。
利上げのやりすぎ、いわゆるオーバーキルリスクを避けたいという
委員の見方も出ており、
市場が予想した以上に弱気な議事録という捉え方が出来そうだ。
そうした意味では、素直なドル売りとも言える。
もっとも、この売りも
ドル円の注目水準116.50を割り込むところには今のところ至らず
下値のしっかり感もある。
【ここからの見方】
金曜日の雇用統計に向けて
神経質な流れが続きそうだ。
昨日の動きは基本的にはポジション調整が中心で
買いすぎたユーロ円、ポンド円が売り込まれたともいえるが
その後の議事録の弱気を受けたドル円の売りをどうとらえるか。
ただ、議事録後の売りも、
116.50割れには今のところ至っていない。
雇用統計までは、ポイントを一気に抜けていくような
一方向の動きにはなりにくいか。
クロス円は、一旦調整が済んで
ここからが難しいところ。
基本は買い基調継続で
下値は拾いたいところか。
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1992年チェースマンハッタン銀行入行 1994年ロイヤルバンクオブスコットランド銀行 (旧ナショナルウェストミンスター銀行)移籍 10年以上インターバンクディーラーとして活躍した後GCIグループに参画。 2005年9月よりGCIキャピタル・シニアアナリスト (社)日本証券アナリスト協会検定会員 主な著書として「外為投資ネットでらくらく儲かる方法」(すばる舎) |
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